好奇心旺盛な50代の私は、今まで色んな国を旅してきたのだけれど、
不思議と観光するには楽しい国や都市よりも、何故か旧ソ連の国や極東ロシアなどの少しさびしげな街の景色のほうが印象に残っている。
中でも・・・・
北海道に近いロシアサハリンへ訪れた時の、ユジノサハリンスクにある「勝利広場」の教会と戦車の風景。
この広場の名前の違和感と共に、今でも強烈な印象が頭に残っている。
その時親切にしてもらったあたたかなロシアの人たちを思い出し、連日のニュースをみてこの違和感ある風景が真っ先に浮かんだ。
そしてやはり
胸が痛む・・・・・・・・・。
そんな悲しいニュースが連日続いた先月末。
怒涛のコレが終わった。
ラストは東京都渋谷区。
いくら人が足りないからちょっと出てと言われて参加を決めた大会でも、行くからにはそれなりの精神状態と心構えがある。
そのへんは、ばっちり準備していったつもりだった。
足りないのは、現役時代のような身体と練習。
しかも!
またまた、考えてもみないレベルの大会だった。
「あの選手ってもしかして・・・」
「そう、30代で全国2位の。」
仲間がそんなことを言っていたのを、のんきに聞いていたら、その選手が私の対戦相手だった。
50半ば。頑張れ自分!
とにかく恥ずかしい試合だけは、嫌だ。
結果はもちろんストレート負け。
でも、最後のセットは9-11。9点まで追いついた。
なんだろう。
負けたのに、この清々しい感じ。
エモいっていうのは、こういうこと?
スポーツ一般に言えること。
競り合うことが醍醐味だと思う。
例えは極端だけれど、
初心者の選手に自分のレベルの技術を見せつけて勝っても、面白くも何ともない。
そこにはエモーションのエの字も感じられない。
負けそうな相手に勝てた時のうれしさや達成感。
勝てると思った相手に負けた時の悔しさ。
それが一言に凝縮すると試合が楽しいということ。
そこで沸き上がるのが、エモーション。
帰りの久しぶりの井の頭線の中で、
「こんな清々しい心揺さぶられる気持ちになれるのなら、コロナ後は、こんなプチ遠征を趣味にするのもいいかもな~。」と思いながら卓球動画を観つつ帰ってきました。
文武両道?
あ、韓国ドラマは「文」じゃないか?
くれぐれも沼にハマらない程度に、ぼちぼちと楽しんでいこうっと(#^.^#)