おとといの朝。
スマホのNewsをみて息をのむ。(というか、正確には息を吸った。)
そして胸の鼓動が止まらない♡
夫が「なに?」
私「セリと中隊長が結婚したの~!」
夫「だから?新聞にも出てたけど。」
これが54歳(♀)と61歳(♂)の朝の夫婦の会話か・・・と思うと、確かに私は変な人なのかもしれない(笑)
でも、私にとってこのおふたりの結婚のNewsは特別なのですよ~。
コロナ前までは、国内外問わず旅に出かけることが大好きだったし、お友達とランチに行っておしゃべりしたりするのも楽しみだった。
おうちで韓国ドラマなんて、どこがいいの?って本気で思ってた。
でも、流行ってるし観てみるかと「愛の不時着」に不時着して♡
未知だった韓国ドラマの世界を、そしてその奥深い面白さを教えてくれた。
人を愛する、家族を思うというあたたかい心を教えてくれた。
近くて遠い朝鮮半島の南北分断という現実を、ドラマを通じてかみくだいて教えてくれた。
そんな、ドラマの中のふたりが!
「残りの人生を共にする人ができました。みなさんが考えるその人です」と、結婚を発表するなんて、純粋にハッピーな気持ちでいっぱいなのだ(^^♪
大きい声では言えないが、結局8回リピートして(*´σー`)エヘヘ
私のデスクトップには、いまだに大好きな第5話の印象深いシーンのまま。
第5話は、ふたりがだんだんとお互いのことが気になっていく一方で、「でも北と南の私たちは、結ばれることはありえないんだな。」という気持ちも混ざる。
マーブル模様のように混ざる気持ち・・・せつないな・・😢
ソウルから北朝鮮へ不時着してしまったセリをどうにか韓国へ返してあげようと色々な計画を試みるリ・ジョンヒョク中隊長。
船で脱出が失敗したのち、飛行機で国外へ脱出する計画を立てる。
中隊長の父(北朝鮮の総政治局長)に頼みこみ、ピョンヤンへパスポート用の写真を撮りに汽車に乗るが、途中停電で10時間とのアナウンス。
汽車の中も停電で寒いから、ほかの乗客のように外に出て薪で暖をとろうと汽車の外へ。
中隊長がセリにお腹が空いてるだろうとトウモロコシやじゃがいもを焼いてあげたり、寒くはないかと毛布を調達して掛けてあげたり。
分断されてしまった同じ民族と言えども異国に不時着して不安に思っているセリを、自然に労わる。
韓国で家族や人にやさしくしてもらった経験がないセリが、このシーンで言う。
「リ・ジョンヒョクさんは、将来いい夫になって、いいお父さんになりそうだね」
「さぁ、どうかな。先のことは考えたことがないから」
「どうして?」
「考えていたことと反対になってしまったら悲しいからね」
「そういうことが前にあったの?」
「あった」
「それで、つらかったんだ」
北朝鮮という国家の組織に事故に仕立て上げられて亡くなった兄のことを思い出し、神妙な顔をしている中隊長にセリが肩をポンポンとたたいて元気づける。
そして、セリが言う。
「インドのことわざにこんな言葉があるんですって。」
間違えて乗った汽車が時には目的地に連れて行ってくれる
「私もそうだった。私の人生はいつも間違えて乗った汽車だった。だから一度は途中でやめたくなってどこにも行きたくなくて飛び降りようとした時もあった。そのうえ、またこの状況。こんどはなんと38度線を越えちゃったじゃない。」
微笑みながら、こう結ぶ。
「私が去った後もあなたには幸せでいてほしい。どんな汽車に乗ったとしても必ず目的地にたどり着いたらいいな。」
くぅ~
目的地に、ちゃんとたどり着いたんだね。
現実のふたりも。
間違えて乗った電車が時には目的地に連れて行ってくれる
Sometimes the Wrong Train Takes You to the Right Station
うん、うん。
自分の人生にも、昨日の試合にも(!)思い当たることがある。
間違っても、失敗しても、不時着しても大丈夫。
また・・・・・・
観ちゃおかな、9回目♪