気がつけば3月も後半になって、また一か月更新が滞ってしまった(>_<)
我が家の3月と言えば、年に一度のご先祖さまの慰霊の行事や両家のお墓参りなど、お寺やお墓に行く機会が多くなる。
さらに今年は父方の親族の墓じまいや永代供養の手続きに母と一緒に少しだけ立ちあったので、結局3回お寺に出向き、お花やお線香などのお供えをするという機会があった。
いつもお墓参りのあとは決まってお蕎麦屋さんに寄るのが恒例になっている。
これって、あるあるなのかな~?
この、父方の親族の墓じまいと永代供養の手続き。
私の立場だと少し離れたところからみていたので、失礼ながら勉強になったり、もし自分が当事者だったら・・と思うことが多々あった。
近年、少子高齢化の進行により、生前より永代供養を希望する中高年が増えている。墓や信仰を継承する子孫がおらず、死後の供養が期待できない人のために、その遺骨や位牌を境内の共同墓地に合祀し、寺院の存続する限り僧侶が定期的に共同墓地を保守管理することを永代供養と定義する寺院もある。
まず、驚いたのが私と同年代(50代~60代)の兄弟姉妹が30年ぶりに対面したそうで、
それまでほとんど音信不通だったということ。
離婚した両親の墓じまいと永代供養を、私のいとこである長女が妹・弟に呼びかけ、実現したという。
私もふたりの弟がいる長女なので、少し感情移入もあったのかな。
そのいとこのお姉さんのホッとした気持ちがとても伝わってきた。
30年ぶりに集まった兄弟姉妹。
両親が離婚したこともあり、きっと当時はいろいろあったかもしれないけれど、長い時を経てそのわだかまりも溶けるということもある。
つもる話をたくさんできたのなら良かったな~。
そして墓じまいや永代供養に至った経緯や最終的にこのお寺に決めたという、いとこのお姉さんの話も、とても今の自分に刺さった。
最近の先祖代々のお墓を継ぐ人がいないという問題。
子どもがいないという我が家のような夫婦だけでなく、子供がいてもそこまで負担をかけたくないという親もいる。
我が身に振り返ってみるといずれ直面することだし、そうなったら永代供養なども考えなければいけないだろう。
帰りの車の中で、先月80になった母が笑顔で言う。
「私のお葬式は簡単でいいからね~。積立てしとくからお金のことで3人でケンカしないでね」
私も「大丈夫。お母さんのお葬式代ぐらいは出せる財力は3人ともあるから。死んだあとの心配までしないで。アハハ!」
と冗談半分に返事をしたけど、母は80歳。自分の義理の甥や姪を目の当たりにして色々考えた、冗談では言えない言葉だろう。
お墓参りに行って、あまり考えたくないけど考えなければいけないことを考えるいいきっかけになった。