旅ゆけば~よろずな diary~

旅の記録と日々のあれこれを綴った日記です。

不機嫌はハラスメントに一票!新聞のコラムにうなずいた「フキハラ」の、お話。

sponsored link

 

f:id:outblue69:20201129104955j:plain

 

少し前の新聞のコラム。

 

伊是名夏子さんという、体に障害を持ち、現在子育て真っ最中の30代の女性コラムニストが書かれた記事で、「不機嫌はハラスメントだ」と。

そして、フキハラという造語をつくってしまったとか。

 

ネット記事はこちらからどうぞ。

外では優しいのに家では不機嫌な夫。「フキハラ」には声をあげて、夫婦で話し合おう。 | ハフポスト (huffingtonpost.jp)

 

ふ~む。

 

世の中のハラスメント。

パワハラを筆頭にいま40~50種類ぐらいあるらしいのだけど、まあモラハラとかマタハラは、うんうんと納得できる。

 
中には、へぇ~👀
こんなものもハラスメントになるのか・・・と思うものもあるな。
 
なんでもかんでもハラをつければいいってもんじゃないでしょ?とも思う。
 
でもね、この「フキハラ」は文句なしに一票入れます!私。
 
伊是名さんのコラムでは家庭内での夫(子供からみたら父親)の不機嫌を本人は気づいていないが自分はハラスメントと感じていると書いてあるけれど、
 
例えば職場や、日常のコミニュティ。
 
あからさまに不機嫌な態度とっている人が近くにいると、気にせずにいようと思っていても、その場の空気自体がいやーな感じになる。
 
そこから、あの人怖いなぁ・・・とか、
この人と1日仕事するの苦しいなぁ、つらいなぁ・・とビクビクしたり体調悪くなったり。
そうなり始めたら、その不機嫌は立派なハラスメントではなかろうか?
 
私にも経験あるなぁ 。
 
どちらかというと自分は、不機嫌な人がいたら逆にありったけの笑顔で接して「その不機嫌に気づいて!」と努力しちゃうタイプ。
(というか、不機嫌ふりまいてるのは周りに甘えすぎと思ってしまうタイプ?)
 
このコラムを読んで真っ先に思い出したのは結婚してはじめてのパート先の先輩社員の不機嫌女性Kさん。
その勤務先に入って数週間、なんかへんな空気感を感じてはいたのだけれど、誰もはっきり教えてくれないから私、その不機嫌女性Kさんにある朝、普通に挨拶をしました。
 
「Kさん、おはようございます!今日は寒いですね~」
 
その時もなんか、まわりの空気がザワザワしたのですが。
 
そして返ってきた答えが、まさかの・・・😨
 
「冬だから、寒いんですっ!あたりまえでしょう?」
 
耳を疑いました。朝の挨拶がコレなの?
 
しかも「ですっ!」の部分、今だったら半沢直樹のDEATHなんでしょうが、
おまえはジョンカビラか??って言ってやりたいくらいの「ですっ!」(笑)
当時は笑いに変える余裕もなかったけれどね、、、。
 
Kさんはその後もずっと朝から目をつりあげて、不機嫌オーラを出し続けていました。
 
やがて私たちパートチームは、
 
ロッカー室に入るとき、ひと呼吸する。
着替えを早くするためにパンツじゃなくてスカートをはく。
タイムカードを押したら制服のまま逃げるように帰る。
 
など、勤務中以外は、なるべくKさんとの接点をさけるようになりました。
 
それでも勤務中はビクビク気をつかってたんですが。
 (おかげで、早着替えの術だけ学びました💦)
 
ここからは、わたしの持論ですが、
コミュニケーションを円滑にするために共通の話がない場合、天気や気温の話や、例えば花粉の季節なら「花粉がすごい飛んでますね」とか季節ネタ。
そういうたわいのない話がコミニュケーションの第一歩だと思っているんです。
外国に行ったって、
「How are you?」「I’m fine. and you?」みたいなやりとりから始まりますよね。
 
それすらできない・・・朝から不機嫌な人って、やっぱりハラスメントって言っていいんじゃないのかなー。
 
伊是名さんのコラムにあるように、不機嫌オーラを振りまいてる人には自覚がない。
それは、典型的なハラスメントの構造なんだそうだ。
家庭なら家族が、職場なら周りが、こんなに怖い・苦しい・つらい思いをしているのが本人は、わからない。
 
それを思うと伊是名さん、フキハラって的確な言葉をつくったなぁー。
あらためて感心。
 
そんな自分も不機嫌になってしまうことはあるだろう。
でも、それを夫ならまだしも(?)他人にぶつけるのなんてとんでもない話だと思う。
 
これからは私も自分の心の中で、フキハラ撲滅委員会の活動を地道にしていこう。
不機嫌って百害あって一利なしだもん。
 
夫にもやさしくフキハラ無しで・・・。
だね(#^.^#)