アルハンブラ宮殿 ウィキペディアより
「愛の不時着」のドラマの中で、自分も「そうだよね~」と思わずうなずいてしまう印象的なシーンがある。
クリスマスを祝うことをしない北朝鮮で、韓国から不時着してしまった主人公セリが、お世話になったリ・ジョンヒョク中隊長のためにクリスマスツリーを用意し、飾りつけをするシーン。
一年前のクリスマス。
アパレルメーカーの若き社長であるセリは、部下から
「クリスマスイブに残業なんてひどいじゃないですか!」
と言われ、
「は?あなたクリスチャンなの?誕生日でもないのに、何故プレゼントを贈りあうの?バカバカしい。」
ぐらいの勢いで「さあ、仕事仕事!」と、ゲキを飛ばしていたのに。
そんな自分が北朝鮮でクリスマスツリーを飾り、メッセージカードをときめきながら書く。そして独り言。
「人生ってわからないものだわ。あの時下手な口きくんじゃなかった。」
・・・・・・・・・・・・。
そして気がついた。
もしかして自分いま、「人生ってわからないものだわー」の状態なの?
その昔、世間が「冬のソナタ」ブームでヨン様一色に染まってたときも・・
母が「チャングムの誓い」が観たくて家事を放棄してた時代も・・
もっともっと後に、後輩が新大久保のハングル教室に通って「アンニョンハセヨ~」と出社してきたときも・・・
いやいや!もっと最近だって。
ついつい1年前の緊急事態宣言中に、義妹が「韓国ドラマがなかったら死んじゃいそう」ってラインをくれたときも・・・・・
韓ドラなんてどこが面白いのよ、暇なオバサンが観るものでしょって、本気で思ってた。
昼下がりは韓ドラ観ながらお茶やおやつタイムする主婦なんて、「あたしゃそんな時間あったら読書するの!」って多分、けっこう侮辱してた。
(皆さん、今までごめんなさい。)
ずーっとずーっとずーーっと、この世界を知らなかったんです。
そんな私がコロナ禍で出会った「愛の不時着」を観すぎて、(えっと、最終的に16話✖6回ループ。)
そして中隊長の大ファンになり、そろそろ中隊長の他の作品も観てみようと思ったゴールデンウイークの後半。
あ、中隊長を演じてるのは我らがヒョンビン氏です♡(知ってるよねーっ)
それで、ネットフリックスで観られる「愛の不時着」の前のヒョンビン氏のドラマ、「アルハンブラ宮殿の思い出」を、このたび16話ついに完走しました。
この「アルハンブラ宮殿の思い出」。
実は、とにかく評判がよくない。
検索すると、駄作、つまらない、ひどい、観るだけムダ、特に最終話に至っては「こんな終わり方前代未聞!」と、辛口な感想ばかり。
でもさー。
「アルハンブラ宮殿の思い出」っていうんだから、きっとスペインが舞台なんだよね。この予告観たらグラナダで起こるファンタジー感が映像にあふれてて、もうワクワク。
(奇特な方がいらっしゃるかもしれないので貼っておきました↓)
辛口な感想や辛辣なブログの事は、いったん忘れて、とにかく16話全部観た。
確かに。
確かにね、ファンタジーだと思ってたらホラーか?ゾンビ映画か?っていうこわーい場面も多々ある。
有名な「アルハンブラ」の曲がかかると、背筋がぞーッとする症状も出た。
ゲームの中の仮想空間か現実かわからなくなって、頭グシャグシャ。
意味があるのか?と思うシーンや登場人物もいる。
最終回に至っては、回想シーンが多くて主人公のヒョンビン氏が「えっ?」っていう形でしか出てこない。
それでも!
グラナダの素敵な街並と、趣のあるボニータ・ホステルでのこんな物語のはじまりに、キュンキュンしたり・・・(ヒロインのヒジュさんも可愛い)
グラナダ駅でのヒョンビン氏。
我らが中隊長は、すでにこのドラマでも全力投球だった。
そしてグラナダやソウルをいったりきたりの彼も素敵だった。
ただそれだけで、このドラマを16話楽しめたといっても過言ではない。
あと「愛の不時着」での、あるシーンで、何故アルハンブラ♪が流れるのかやっと合点!
ゲームの戦闘中にやられてしまった時に、ARゲームを題材にした前作をオマージュした粋な、はからいだったんだな・・・・
このシーンね。ここで、あのトレモロが流れます・・・
それにしてもヒョンビン氏は、不思議な人だ。
どんな国にいても、この素敵なお姿。
「愛の不時着」より、
駅繋がりで北朝鮮ピョンヤンの駅(設定)にて。
最終話、スイスにて。
なんとさわやかなツーショット。
お膝元の韓国にて。
国家情報院での取り調べ中。
囚人服着てたってOKですわ。
観ているだけで、「明日も頑張ろう!」って元気になるし癒される。
もしや、今わたしはヒョンビン氏にロックオン?(だいぶ遅咲きww)
これが、ウワサのヒョンビン沼ってやつなのか?
もしコロナが、なかったら・・・・
きっとこんな世界は知らないままだっただろう。
だから人生はわからないもの。
でも、大好きだった旅やお出かけが出来ない今、ヒョンビン沼にドボンしてしばらく沼に浸かっているのも案外大切なことかもしれないな。
ヒョンビンさま、アンニョン♪
こんな日本のオバサンですがドボンしてもいいですか?