不時着オバサンになり、あと1か月ほどで1年が経つ。
あの時、韓ドラ遅咲きデビューで、私の人生は変わったのだ。
韓ドラにハマってから、時間の使い方が上手になった。
それと、何の予定もない休日が楽しくて仕方がない。
時には涙も出るし、心が揺さぶられる。
・・・と、久しぶりの韓ドラの記事を書くので、熱く語る前にせっかくだから観たものすべて書いておこう(*^^)v
・愛の不時着(8回視聴)
・アルハンブラ宮殿の思い出
・シークレットガーデン
・雪の女王
・私の名前はキムサムスン
・アイルランド
・ジキルとハイドに恋した私
ふふっ♡
お詳しい方はお気づきのとおり、ここまではヒョンビン主演の作品。
中隊長命!のあの時は、本気でヒョンビンの作品を網羅しようとしてたのがすでに懐かしい。
韓ドラの世界は宇宙のように無限で、そしてものすごく広いことに気づいたのは「トッケビ」という最高傑作に出会ったからだ。
これは単なるラブロマンスではない。ファンタジーやヒューマン、歴史。いろいろな要素をちりばめた作品だった。
その「トッケビ」で、ヒョンビン沼を抜け出してからは、
・トッケビ(2回視聴)
・サイコだけど大丈夫
・刑務所のルールブック
・ナビレラ
・椿の花咲く頃
・真心が届く
こんなラインナップで、この1年、自分のペースで視聴してきた。
11月のはじめ、胸がキュンキュンするようなラブロマンス「真心が届く」を見終わって、「いい時間だったな~」と余韻に浸っていたのだが、そのあと何気なく韓ドラブログをサーフィンしていて気になったドラマがコレ ↓
「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」(2018年)
前にも書いたと思うのだけれど、韓国ドラマの日本語タイトルと宣材写真は、どうもイケてない気がする。
しかも、二十歳そこそこの女子と五十近くのおじさんだぞ?
建設会社の部長と派遣社員だぞ?
でも、
みんな、声をそろえて「今までこんなに泣いたドラマはない」という。
ほんとかー?
今までけっこう泣かされてきたんだから私!
公式サイトに行ってみると、
過酷な人生を歩んできた一人の女性と、人生の重さに耐えながら生きるおじさんが出会い、お互いの人生を癒やしていくヒューマンストーリー。
と、ざっくりだけど、そそられるあらすじが書いてある。
このPVの冒頭、手話のシーンには涙もろいオバサンは泣かされた。
それと、これもまたレビューに多かった。
終始とにかく暗くて内容も重い。
途中でリタイアしてしまう人も多数。
それでも、とにかく5話までは我慢してでも観て!と。(韓ドラあるある)
結果、11月4日に見始めて観終わったのが14日。
なんと、今までで最速の完走~~(;^ω^)
気がついたら、ものすごく秋晴れの日曜日の昼間に、最終の2話を観てひとりオイオイと泣いていた。
「外、天気最高だよー!」と、外で車いじりをしていた夫がトイレに行くたび怪訝な顔をする。そりゃそうだ。妻が、こんな日にパソコンみて泣いてるんだもん。
観終わって、
まずは、あの宣材の笑顔のイメージで、歳の差の恋愛だと思ってた自分を反省。
これは恋愛じゃないな、強いて言うなら人間愛。
自分も会社の派閥争いや奥さんの浮気に人生は死刑台のようなものと思っていたドンフン。
でも、家族や家庭に恵まれなかったジアンに、
初めて親身になって優しくしてくれた人。
正当防衛ではあるけれど殺人歴がある自分の事をも理解して、「俺でも殺す」と言ってくれた人。
国の制度を教えてくれてハルモニ(おばあちゃん)が無料で施設に入ることができる方法を導いてくれた人。
そして、ただただ部下として飲みに誘ってくれた人。
それがパク・ドンフン、私のおじさん・・・
ここでイケてなかった日本語のタイトル(!)もキラキラと生きてくる。
レビューどおり、終始ずーっと暗くて重かった。
けれど、それがすべて最終話に滝のような涙と清々しい笑顔になって画面いっぱいに溢れる。
最終話でハルモニ(おばあちゃん)が亡くなる前に残した言葉。
その言葉も、お葬式のシーンもあたたかく、韓国というお国柄を物語っている。
観て良かった・・・。
(5話まで我慢したけど笑)
後半からはじわーっと自然に涙が出て、最終話で涙腺崩壊した、そんなドラマでした。
この、笑わないジアンに微笑みをもたらしたんだから、やっぱりおじさんはすごい!
1話から16話まで、ほぼ笑わないジアン ↓
そして、今までも韓国ドラマのなかでたくさんの「ファイティン!」(頑張れ!)を聞いてきたけど、このふたりの「ファイティン!」はピカイチ。
私も、ドラマの中のふたりの未来に、
ファイティン!
と、エールを送る。
また大切な作品がひとつ増えました。