旅ゆけば~よろずな diary~

旅の記録と日々のあれこれを綴った日記です。

型破りの韓国ドラマ『サイコだけど大丈夫』は、意外にもトラウマとセラピーの学びがあったのだ!・・・のお話。

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ここ最近は、しょっちゅう韓国ドラマの紹介ばかり書いていて恐縮ですが・・・・

韓国ドラマの初心者からの、不時着おばさんになって半年もとうに越えて。

またもや衝撃的な作品に出会ってしまいました!

 

それが、ちょっと過激な日本タイトル、

 

『サイコだけど大丈夫』 

(2020年 ネットフリックス配信)

 

サイコっていうと、もう絶対サイコパスを思い浮かべてしまうでしょ~。

 

もしかして、主人公のひとり美人童話絵本作家のコ・ムニョン先生が、サイコパスなの?

 

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いやいや、コ・ムニョン先生は、多少気性は荒いものの・・・・

いわゆる毒親と呼ばれるような母親に【作品】として育てられ、家族の愛に飢え孤独なゆえに派手に着飾って生きている。

 

では、もうひとりの主人公ムン・ガンテがサイコパス?

まさかね。

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彼は精神科病棟の保護士として勤務する。

母亡きあと自閉症スペクトラム症の兄とふたりでひっそりと生きてきた。

兄が自閉症であるゆえに、こちらも幼少期の母親との関係性に傷を抱えている。

なにか起こるたび、

「なんでお兄ちゃんのそばにいなかったの?」

「お兄ちゃんを守るためにガンテがいるのに」

と、お兄ちゃんファーストの母の言葉に大人になった今もとらわれて、恋愛もあきらめている。

 

そんなムン・サンテの役は、キム・スヒョン。除隊後初主演なんだとか。

韓国ドラマつうには恥ずかしくて言えないけど、キム・スヒョンという大人気イケメン俳優をわたしは知らなかった。

 

ヒョンビン沼ドボンで、中隊長しか見えてなかったものだから、許してほしい(笑)

 

あれ???

キム・スヒョン氏。

そうだ、愛の不時着でカメオ出演(特別出演)してた人だよね????

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俳優ってすごい。別人だ。

 

前置きは長くなりましたが、タイトルの『サイコ』

これは、サイコパスのサイコではないみたい。

このドラマの英語タイトルがコレ。

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 訳すとすれば・・・・

 

『大丈夫じゃなくても大丈夫!』

人間、完璧な人なんていないから。

みんなどこか不安だし、昔、色々あったし。

だから、オールOK!みたいなことを言いたいんじゃないかな?

 

過激なタイトルで、そうとう損してないか?

あ、「愛の不時着」のあとのネトフリ大ヒット作だったらしいから、心配はないのか。

でも「サイコだけど大丈夫」って、観たい!というタイトルじゃないよね。

 

しかも、舞台は精神病院の閉鎖病棟。

この主人公以外にも様々な登場人物がいる。

 

ドラマ始まってけっこう早いうちに度肝を抜かれるシーン。

 

議員の父の街頭演説を全裸にコートを羽織って乗っ取った躁状態の息子のギド。

兄と姉が優秀で落ちこぼれて、家族から無視され、彼は目立ちたくて、そして親の愛が欲しくて、ついに病気になってしまった。

親は彼を一生精神病院に閉じ込めておいてほしいと議員の力を利用しようとする。

 

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自分のそばでもありそうな話で、何か考えさせられるシーンだった。

気がついたら、泣いてたな。

 


そして、こちらは後半。

ベトナム戦争で殺戮に関わった経験からPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患うカン・ピロン。症状も落ち着いて発作も出なくなったから外出許可をもらって街に出た。

 

リハビリがてら循環バスで街を散策、久しぶりの娑婆の空気に心がはずみ・・・

 

そこまではとってもほっこりする雰囲気だったのに、信号で止まっていた時に工事現場のドリルの音(斫り工事の音)を聞いたとたん、一番最悪の事態、バスの中で発作が起こってしまった。

 

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画面は、耳をふさいで気が狂ったように座り込むカン・ピロンの両側の窓の外で銃弾が飛び交い実際の戦争を思い起こさせる。

 

ここで、バスに居合わせた我らがお兄ちゃんムン・サンテ!

多分、ドラマのいちばんのキーマンはお兄ちゃんムン・サンテなのだと思う。

 

自閉症スペクトラム障害を抱えながら、そして蝶(アゲハ蝶)に対する恐怖心、トラウマを持っていて春は耐え難い季節。

発作が起きたら兄弟の立場は逆転するが、いつもは弟想いのお兄ちゃん(しかも、男らしい一面もある)

  

アゲハ蝶のトラウマが、この物語の謎解きや軸になるので割愛するが、長年アゲハ蝶に襲われる悪夢を見た時に精神科の保護士の弟ガンテに対処してもらってた発作をおさめるセラピーを、バスの中でとっさに実践。

 

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サンテ・オッパ(お兄ちゃん)には何度泣かされたことか。

 

自閉症スペクトラム障害の役って、いくらベテランの俳優さんでも並大抵な気持ちじゃできないと思う。

 

・後頭部を触られるのを極度に嫌う

・小さな嘘でも嘘は必ず見抜く

・絵を書くことと、恐竜が大好き

・幼少期のトラウマでアゲハ蝶の恐怖がつきまとう。

 

こんな特徴のピュアで愛くるしいサンテ役のオ・ジョンセさん、見事な演技力でした。

 


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コ・ムニョンと弟ガンテの恋愛だけでなく、兄サンテの三人がお互いの心の傷を理解するようになって、そしてだんだん家族らしくなっていくのだけれど、

実は3人の過去にも深い関わりがあることがわかり(被害者と加害者のような・・韓国ドラマではよくある展開!)せっかく築こうとした新たな生活がいっきに絶望の淵へ。

 

その時の、妹となったコ・ムニョンにサンテお兄ちゃんがごはんを食べさせるこのシーンは、もう・・・セラピーだと言っても過言ではないと思う。

 

「イケメン弟ガンテより、サンテお兄ちゃんが大好きだー!」って感じです。

 


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舞台が精神病院の閉鎖病棟っていうことで、個人的に懐かしいとは言い難いけどちょっっぴり回顧もあって、観て良かったなーと。

そして一番意外だったのがトラウマや精神の病、自閉症をこんなふうに表現するドラマがあったなんて!ということ。

 

韓国ドラマって、ありえないこととすごくリアルなことが混在しているところが私の琴線にふれる。

 

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完璧な人なんていないから、そんな自分でも大丈夫。

ぜひ、サンテお兄ちゃんに会いにきて♪

 

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