韓国ドラマ初心者から2年目に突入した私は、いまだ性懲りもなく少しでも時間があるといろいろな作品を見続けている。
もはや、生活の一部だな~、こりゃ。
韓国ドラマは、やはりイケメン男子の宝庫。
それも、もちろん醍醐味でありオバサンの楽しみでもある。
「愛の不時着」では、ヒョンビン。
「トッケビ」では、コン・ユ。
少し前までイケメンお兄さんに、私は目がハートマークになっていた。
でも!最近。
あきらか~に自分の中で変わってきたことがある。
きっかけは、きっとこれだ。
「マイ・ディアミスター」日本語タイトル、私のおじさん。
このドンフン役のイ・ソンギュン。
建設会社の課長という、私の近くにもいそうな中間管理職のおじさんなのだが、不器用だけれど情が厚い。人間味があるというか、サシで一杯飲みたい感じ。
何しろ懸命に部下を守る姿が胸を打った。
その後観た「ミセン~未生」という、これも会社組織の中で繰り広げられるドラマ。
主役の若い新入社員チャン・グレもフレッシュで、おばさんからすると可愛い息子のような雰囲気なのだが(写真右)
何故か、油ギッシュな中年の上司、オ・サンシク課長に胸が熱くなった。
たぶん、誰も信じてくれないだろうけど、「ミセン」で私のハートを射抜いたのは、この人ですよ~ ↓ (⋈◍>◡<◍)。✧♡
オ課長が部下と屋上で黄昏の街を見下ろしながら、
「今は弱い石(ミセン)でも、時がくると強い石になるんだ。」
と、囲碁用語に例えて部下を諭すエンディングには、私が「課長についていきます!」という気持ちになった。
で、何故かその時にせつない昭和歌謡か?時代劇か?というような曲がかかる。
これが、いかにも〜っていう曲で、ますます課長ラブ♡
この曲が韓国ドラマらしからぬ、あまりにも泥臭い曲なので気になって調べてみたら、なんと、旧ソ連のウラジーミル・ヴィソツキーが原曲、映画「ホワイトナイツ」の挿入歌「野生の馬」という曲だった。
「野生の馬」まさにオ課長のイメージどおり(*^^)v
さらにさらに、今年になって観た「空から降る一億の星」✨
これも、主人公キム・ムヨン役のソ・イングクは、韓国の俳優の中でもとりわけ美しいキスシーンをみせてくれると噂で、キスの魔術師と言われているそうで・・・
うん。
たしかに、ちょっとヤンチャな雰囲気でめっちゃカッコよかったけど。↓
でも、私のこころにグッと入り込んできたのは、刑事である自分が担当していた事件のせいで孤児になった女の子を引き取って、親代わりになった義兄のほう。
同じような境遇のヤンチャな彼に惹かれてく妹の交際を終始反対する。
刑事である義兄は、彼の過去が妹にとって危険すぎることを知っているから。
「奴だけはダメだ」
下の写真左がその義兄。(パク・ソンウン)
この「空から降る一億の星」は、もともと日本のドラマのリメイクで、この義兄の役は日本では明石家さんまさん。
危険な彼の役は木村拓哉さんだったそう。
でも韓国版は日本版とストーリーが少し違い、結末がいわゆるサッドエンディングなのです。
その悲しすぎる、やりきれない最終話。
私は義兄と同じ悔しい気持ちで一緒にオイオイと泣いてしまった。
本当は反対なんてしたくない。
妹が本気だっていうこともわかっている。
でも、俺が守らなきゃ誰が守るんだ!!!
(また思い出して泣きそうだ。)
歳をとりオバサンになると、若いイケメンに走るのが世のセオリーだと思う。
でも気がついたら韓国ドラマの中のおじさん(アジョシ)にけっこう心奪われていた。
不器用で、まっすぐで、情が厚い。
そして誰かを懸命に守ろうとするアジョシは、最高に素敵だ。
ああ、そうだ!
うちにいる、いちばん身近な7歳年上の不器用で頑固なアジョシを忘れていたわ~(笑)