旅ゆけば~よろずな diary~

旅の記録と日々のあれこれを綴った日記です。

不時着オバサン、お次は「トッケビ」を布教する⁉韓ドラ漬けの1年の終わりに思うこと。・・・のお話。

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ちょうど1年前。

年末に突如「愛の不時着」にハマり、いわゆる沼オチし、バラ色で始まった2021年。

コロナ渦での、藁をもつかむ楽しみのアイテムになった。

(おかげで本はめっきり読まなくなったけど)

 

韓ドラを知るまでは、「1回観たものをまた観るの?」って絶対言ってただろう自分が、不時着に至っては合計8回視聴。(16話を8リピね~)

そして、今日の本題である「トッケビ」は、12月になって3リピ目を視聴中。

 

いつのまにか中隊長からコン・ユへ浮気ww

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2016年のドラマなのに・・・・

これがまた!

 

何回観ても飽きるどころか、新しい発見や理解があるので全く飽きない。

韓ドラは、そのぐらい細かいところまで作り込まれているところがスゴいのだ。

 

でも、今回「トッケビ」を、また観てみようと思ったのには、ちょっといつもと違う訳がある。

 

12月になって、世の中に悲しいニュースが続いた。

そしてもっと身近では、同い年のお友達から、自分の娘を弔うという喪中はがきが届く。娘さんはコロナ渦で仕事を失ったのに親に言えずに自らの命を絶ったのだった。

ゴールデンウィーク、普通に「ママ、お米切れちゃったから持ってきてくれる?」というラインのメッセージを最後に、遠い所へ逝ってしまったそうだ。

 

さらに・・・・・

夫の近しい友人がいま不治の病と闘っていて、いよいよ余命を宣告されたと聞いた。

奥さまから連絡を受け取った夫が、声を詰まらせて泣くのを我慢していた。

 

生きることに希望がもてず、自ら逝ってしまった人。

生きたくても病気によって生きられない人。

生きたくて治療に通っていたのに、理不尽な犯罪に巻き込まれていなくなってしまった人。

 

そんな生と死の悲しみが続いたこの12月。

 

ふと前世の記憶や人の寿命、あるいは死後の世界をテーマにしたこの「トッケビ」のドラマを思い出したのです。

 

youtu.be

 

outblue69.hatenablog.com

「トッケビ」って、そんなドラマだったっけ?

 

そう、夏頃はじめて観たときは、ラブロマンスの部分にうっとりしていて、そんなところには気づいていなかったのですが、

3回目にして、このドラマが「命の尊さ」を問うてるのかもということに気づきました。

 

インパクトのある影絵のようなトッケビ(右)と、死神(左)。

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前世で自死を選択したことに気がついた死神の、こんなセリフがある。

「俺が犯した罪は自ら命を絶った罪だ。神は自分の命を粗末に扱った者を記憶のない死神にした。そうすることによって、いつか捨てた人生を取り戻したくなるんじゃないだろうか?そう、生きたいと思った時にこの罪が終わるのかもしれない。自分自身を許すこと。神が望んでいるのは、自分を許し命の尊さを悟ることだ」

きっと、韓国語を日本語に訳すときの微妙なニュアンスは、ちがうかもしれない。

 

でもどうか、あの世へ逝ったら・・・自分を許してほしい。

そんな、死生観のテーマが「トッケビ」にはある。

 

いきなりカナダ・ケベックへ飛んだり。(映像も美しいが)

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トッケビ、死神がネギを買いに行ったり。

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さっきの重いテーマと混在しているコミカルな部分が信じがたいが、これが韓ドラの真髄。

 

そして、もうひとつ。

3回目視聴で私が探してた、トッケビの花嫁である運命を背負ったチ・ウンタクの名ゼリフ。

 

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「残された人は一生懸命生きないと。」

「ときどき泣いてもまた笑ってたくましく生きる。それが、愛してくれた人への礼儀よ」

なんともこの言葉は、この世の多くの悲しみに寄り添ってくれるかのように・・・・・いまの私にも、しっくりくるのだ。

 

スピリチュアルな世界と言ってしまえばそれまでなドラマだけれど、多くの人が心動かされたと言っている名作。

 

もうこれは・・・・

来年は「トッケビ」の布教をしちゃいましょう。

チャミスル呑みながら、トッケビ沼にドボンとね。

 

今年も当ブログにご訪問下さった皆さま、ありがとうございました。

旅ブログからは今遠く離れたところにいますが、それもまた新たな人生なのかも。

来年も、よかったら時々お付き合いください(#^.^#)

みなさま良いお年を♪