旅ゆけば~よろずな diary~

旅の記録と日々のあれこれを綴った日記です。

顔が見えなくても、うつ病の家族に悩んでいる人に寄り添いたいと思ったお話。

sponsored link

f:id:outblue69:20211107110254j:plain

 

やっと・・・(( ´ー`)

 

ぼちぼちだけど、コロナ前のようにお出かけしたり人と会ってランチしたりする予定が入り始めた。

「第6波が来る前に、会おう!」なんていうラインのメッセージも多い。

 

だよねー。

 

ふと、1年前はどう過ごしていたんだっけと振り返ると、1年前は学びの秋だったのだ。

 

outblue69.hatenablog.com

 

outblue69.hatenablog.com

 

outblue69.hatenablog.com

 

過去記事3つも貼ってしまった(*^^)

我ながら去年の学びモードに拍手ということで。

 

で、昨日の新聞。

久しぶりにその学びモードの脳が覚醒した瞬間だった。

f:id:outblue69:20211107110354j:plain

 

「ねえねえ*ちょっと」

という、お悩み相談のコーナー。

お悩みを投稿すると、新聞読者からそのお悩みに対してのアドバイスが数週間後に届く。ネットと違ってタイムラグがものすごくあるけれど結構好んで読んでいる。

 

会社のこと、家庭のこと、友だちのこと、みんな色んなことで悩んでおられるのがわかるのだが、昨日目にしたこのお悩み、ちょっといつもとは違う。

思わず何度か繰り返し読んでしまった。

 

4年ほど前から夫がうつ病になりました。

これまでに2回休職して、今は復職していますが「仕事がしんどい」「辞めたい」と時々言います。最初は心配して体調を気遣っていましたが、最近は私も聞くのがつらくなり「いいかげんにして」とさえ思ってしまい苦しいです。

どうしたら優しく接することができるでしょうか。

 

この短い文章を読んで、胸がズキズキ痛くなった。

顔が見えなくても、投稿された方の今の苦しさや家庭内の空気、うつ病に罹患したご主人の心の状態まで理解できるからだ。

 

自分は、うつ病の経験があるが、うつ病の家族という立場の経験はない。

でも、家族の関係が崩壊しそうになるあの感じは、身をもって経験してきた。

 

あの時夫は、頬もこけて目に見えてわかるくらい痩せた。

母は、私が言葉を発するたびに背中がビクッと動いた。

そして私は、じぶんのせいだ・・・とわかっていながら、こころも身体も動かなくなった自身を、どんどん責めるようになる。

やがて、目に映る景色の色もなくなり被害妄想の症状まで。

「ひとりだと怖いから仕事行かないで」「ここには住めない」「引っ越そう」と言ってふたりを困らせた。

 

f:id:outblue69:20211107141306j:plain

 

このご主人は、うつ病を患って4年。2回休職して復職されて、今もなお仕事はしんどいとのこと。

相談者である奥さまはきっと、うつ病を患っている人に鼓舞したり、はっぱかけたりしたら、やがて自責の念を抱いたり希死念慮のことなどもよくわかってらっしゃるように感じた。

お悩みの主訴は、最後の「どうしたら優しく接することができるでしょうか」という一文。

 

私には答えが出せるだろうか・・・・

 

ほんとうに難しい。

 

前にも書いたことがあるけれど、一般的にうつ病の人には水鳥のように接してあげてという。否定せず、寄り添うように・・・・。

でも、家族だったら四六時中そんな優等生的な接し方、まず無理なんです。

 

そのうえで、もし、私がいまその奥さまに何かメッセージを送るとすれば、いまのご主人はもともとのご主人とは違う人なんだということ。うつ病という脳の病気に罹患している状態のご主人だということ。

 

それと、あまりにもご主人への接し方にとらわれて、ご自身の心身状態をおろそかにしてしまいがちですが、そこをなんとか、自分の精神の安定を優先させてみて下さい。

それは、自分の時間やちょっとした楽しみという息抜き的な事だけでなく、

例えば経験者と話をしたり(実際会わなくてもネットのコミュニティでも)

第三者(医師やカウンセラー)とコンタクトをとったり。

 

それは驚くほど大切なこと。

 

家庭内だけでは、どんどんマイナスな空気になってしまい、それによってご主人も奥さまもお互いが孤独感に苛まれてしまうと思うから・・・

 

健康である人が考えられないくらいマイナス思考の脳の状態になるうつ病。

外出もままならない人も多く、きっとご主人にとっては、仕事に行くことは針の筵の上を歩くようなことなのかなとお察します。

 

ご主人は私とは立場も違うので無責任なことは言えないけれど、

「つらかったら、休んでもいいよ。」とか、

「病院やお薬を変えたり入院っていう選択肢もあるよ。相談しに一緒に行こう」という、逃げ場を作ってあげることも大切かと思います。

 

明けない夜はない・・・

そして、止まない雨はない・・・

という言葉を信じて。

 

追記・・はてなブログを始めて昨日で6年になりました。読者の皆さんに感謝です!