少し前の新聞の隅に、こんな記事というかコラムが載っていた。
ワタシの大好きな作家、角田光代さん。
お顔を拝見したのは、はじめて。とってもかわいい方。
こんな若い人とは・・・と言っても同年代。
もっと年上の方が書いてるかと勝手に思っていました。
しかも、あの女性のドロドロな話を・・・
描く人には見えないんですけど・・・・・・
そう。私は本が大好きなんです。
でも大人になると時間を忘れて本を読むって、なかなかできないですよね。
その壁というか、概念というかそんなのをぶち壊してくれた作家さんが角田光代さん。
異国情緒や旅感、そして女性友達との付き合い方・・・すべてが、私にマッチングしていました。
読んだ本を覚えている限り、並べてみます。
*降り積もる光の粒
これは、旅のエッセイ。
はじめて私が角田光代ワールドに入った1冊。
*予定日はジミー・ペイジ
思いがけなく妊娠し、出産を経験した女性の気持ちを赤裸々につづったお話。きっと同じ思いで共感する方も多いのでは?
レッドツェッペリンのジミーペイジは言わずと知れた名ギタリストですが、あんまり小説には関係ないような気がします。
*東京ゲスト・ハウス
これも、放浪の旅から帰ってきた人たちが集うゲストハウスでのお話。
いかにも、私が好きな系♥
*坂の途中の家
こちらが、私がいちばん角田光代さんにはまったきっかけの本。
いつだったか、熱く語りました。
普通の主婦が、裁判員裁判に選ばれてしまったことから物語が始まります。いま、思い出すだけでも『また読みたい!』って思う一冊。
*森に眠る魚
お受験戦争のママ友のゴタゴタを書いた、めちゃめちゃリアルなこわい世界です。私は子供がおりませんので実感はないのですが、本当にリアル。
角田さんって、お子さんいるのかな。もし、いらっしゃらないでこれを書いているのならほんと、 取材をかなりされているのでは・・・と思います。
*笹の舟で海をわたる
こちらは珍しく、戦後の日本の二人の義理の姉妹の長編大作。疎開先のいじめや時代の精神性をあぶり出した小説で読んだ後の自分は映画を観たあとのような高揚感が忘れられない。
*世界中で迷子になって
これも、いちばん最初に読んだのと同じ、旅についてのエッセイ。
軽く読めるので機内や旅の途中に持っていくのにおすすめ。
小説とちがってドロドロしてません(笑)
*ひそやかな花園
*対岸の彼女
最近、大連旅にはこちら2冊を持っていきました。3時間のフライト行き帰りでちょうどよかったです。
ひそやかな・・・のほうは、幼いころの出生にまつわるお話で、少し重たいかもしれません。対岸の彼女は、映画にもなった女子友達もの。角田光代さんのいちばん得意とする世界。
普通の主婦と、キャリアウーマン。昔、大親友だったという設定。
ドストライクな女性、多いと思います。私がそうでした。
『この友達と一緒だったら何だって出来る気がした。どこへだって行ける気がした』
こんな気持ち、共感できる。ずいぶん前に流行った漫画NANAとか好きな方におススメです。
ついでに貼っておきます。
NANA - ナナ- 1-21巻 セット (りぼんマスコットコミックス―クッキー)
- 作者: 矢沢あい
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/11/01
- メディア: コミック
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文体も読みやすい角田光代さんの本。
小説も旅エッセイも両方、大好き。
ひとり旅好きなところも自分と似てるからかな。
あと、怖いと思いながらもひとり旅を続けているところもおんなじ。
まだ未体験のかたも、ぜひ角田光代さんワールドへようこそです(^^)/
読んだ本の記録はこんな方法が便利です♪
お題「好きな作家」