到着前に立ち寄った 蓼科 白駒の池
9月の半ば頃のこと。
朝、新聞を読んでいると、某大手旅行会社のJ社が本社ビルを売却という記事が👀
J社と言えば、私が旅行積立をしている(コロナ渦で積立て自体はやめてしまったが、残高が残っている)会社である。
ああ、もう書いてしまいます。JTB のたびたびバンクです!
残高、5万円弱。旅行にしか使えず現金や商品券にはならない。
このまま闇に葬ることになったりしたら、あのやりくりの日々が報われない・・・
コロナが流行してから宿泊を伴う旅をいっさい断ち、旅に代わるものを探し我慢したんだもの。
緊急事態宣言も解除になるようだし・・・そろそろ眠っているソレを使ってどこかに行けそう???
と、そんな思いがその日1日中、頭の中にあって。
その日の晩、夫におそるおそる言ってみる。
「提案があるの。」
すると、コロナに関しては私より慎重だった夫が、意外にも条件付きでOKと。
・閑散期のド平日(あー、いま一応無職の身だもんね)
・車で行けるとこ(それは、まだ慎重なんだね)
・部屋に露天風呂がついている。(←高いんだぞ!)
私は年末年始ぐらいに思っていたんだけれど、そんな感じで急遽10月に決まって選んだお宿は・・・
蓼科の、
たてしな薫風 さんです。
たてしな薫風公式HP | 蓼科温泉源泉かけ流し 森の隠れ宿 (kaorukaze.net)
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蓼科湖からビーナスラインを少しあがったところの保養所や別荘の多いエリアにあります。
お部屋に温泉付きの宿で検索をしてみつけたのですが、こんなオーベルジュ風な建物でびっくり。
築50年、もともとは某メガバンクの保養所だったとのこと。
リノベーションして15年前から高原のホテルとして営業をはじめたそうです。
夫には詳細を知らせてないので「ほんとに温泉宿なの?」と、疑ってました。
でも、私は2年ぶりのホテルステイに胸の鼓動がとまりません♡
しかも、なんだか大好きな雰囲気のレセプション。
ここでチェックインするんですって。
チェックインして、ロビーへ。
真ん中にあるのは、本物の暖炉だそうです。
おー、ほんとだ。冬はここに薪がくべられるんですね。
この昭和レトロ的な雰囲気、たまりません。
保養所を素敵にリノベされてて、そのお仕事に感心します。
このロビーで、ウェルカムドリンクのシャンパンと、蕎麦の寒天寄せをいただきました。
シャンパンぐびぐび〜で、ふたりとも気分が上がったところで、いよいよお部屋に案内していただきます。
全12室あるうちの露天風呂付き客室を予約し、「つゆくさ」というお部屋に通されました。
驚いたのは、扉を開けたらそこには溢れんばかりの「和のホスピタリティー」が(*^^*)
大興奮ゆえに写真が多いので、久しぶりにコラージュ使ってみます。
(2年前のウズベキスタン旅行以来かも!)
お部屋はわりと普通の和室。
さっきの夫の疑いが晴れてきました。この普通の和室が良いんだそうです。
お部屋の設備は、完璧。
Wi-Fi完備、冷蔵庫にはフリーのお水あり、ドライヤー、パジャマ、浴衣もばっちり。
足りないものが見当たらないくらいでした。
洗面所の先には、箱庭露天風呂へ出られる扉があります。
このちらっと見える緑が、すごくすごく素敵だった~✨
こちらは、お部屋からの箱庭お風呂の眺め。
このアングルも最高です(^o^)
到着が17時半ぐらいで、夕食が2部制で後半の19時半からを選びました。
で、到着早々、長距離ドライバーの夫はスースー寝てしまい・・・
「よし!この時間に、箱庭のお風呂をひとり占めしよう(*^^)v」と。
箱庭お風呂です!!!
ここでわたしは「気分はすっかり由美かおる」になりました(笑)
(宿の名も『かおるかぜ』だしね)
私は2回、夫は3回入ったこの箱庭お風呂。
なんと、源泉をこの地域の10軒ほどでわけて、60℃を42℃~43℃にしているそうです。
洗い場もあるので、大浴場にはふたりとも行かずこの部屋のお風呂で大満足です。
長野の恵みをふんだんに盛り込んだ夕食。
1年と8ヵ月。
毎日手作りしていたわけではないにしろ、やはり上げ膳据え膳は主婦にとっては脱・日常以外の何物でもない。
美味しく、ありがたく、いただきました。
お食事処はカーテンで仕切られ、距離も保たれていて少々会話が聞こえる程度。
食後にデザートとドリンクを、暖炉のロビーで。
温泉宿の夜とは思えない迎賓館にでも来たような気持ち。
こちらは、朝食。
手前が私の洋食チョイスで奥が夫の和食チョイス。
和食はごはんが土鍋で盛り放題でした(#^.^#)
朝もロビーでコーヒーをいただきました。
チェックアウトは11時なので、きっとこのあとお風呂でゆっくり・・・の方もいるのでしょうか・・・
窓から見える蓼科の朝の景色に思わず言葉を失った還暦オトコ。
一人たたずむ・・の図。
外へ出てテラスでモーニングコーヒーも、いいなぁ。
この日は寒いぐらいだったので、テラスは写真だけ。
しばらく忘れていた
旅のよろこび を、存分に感じることができました。
蓼科の水辺巡り(白駒の池・蓼科湖・白樺湖・女神湖)やヴィーナスラインも気持ちよく、またリピートしたい!!!
そして、おもてなしパーフェクトの、たてしな薫風さん。
わたしを由美かおるにしてくれて
thank you★(もう、いいって!)
素敵なお宿です♪
たてしな薫風公式HP | 蓼科温泉源泉かけ流し 森の隠れ宿 (kaorukaze.net)