初日の夜に宿泊したホテルウズベキスタン。
帰国日もスーツケースをあずけられると聞いていたけど、なかなか手ごわい。
パスポートとレギ(滞在証明)を見せても、フロントの女性がパソコンと照らしながら首を振ってる。
やがて男性が出てきて「ベルボーイに自分で頼んでくれ。」
ウズベキスタンではたくさんの人にとっても親切にしてもらったのであんまり書きたくはなかったが、やっぱり、このホテルとは相性が合わないみたい。
ベルボーイに頼んで奥のスーツケース部屋に預かってもらった。
荷物も軽くなり気を取り直して、ガイドブックを開く。
地下鉄の路線図は、こちらの本が見やすかった。
タシケントの地下鉄は、ひそかに楽しみにしていた。
旧ソ連時代の雰囲気がただよう、美術館のような・・・と聞くと旅ごころをくすぐられる。
まずはホテルウズベキスタン前の「アムール・ティムール・ヒヨボニ」駅から、心臓バクバクで地下鉄に乗ってみよう。
ここは違う駅だけれど、このKASSA(切符売り場)でジェトンという青いトークンを買います。(1,400スム、乗り換えてもOK)
で、ここから乗ります。入ると制服着た警官の荷物チェックがあり、ゲートにトークンを入れたら乗り場です。ここが、ちょっとこわいかも。
いったん乗ってしまえば各駅の個性あふれる芸術的な雰囲気が素敵で、何回も乗り降りしました。なんといっても15円とか20円で乗れるっていいなー。
そして自分でいうのもなんだけど、異国の乗り物にすぐ慣れるのが私の取柄。
外は暑いから地下鉄は快適♪
ひととおり行ったり来たりしたところで、まずはアイベック駅付近にカフェやお店がたくさんあるというので、1回おりてみる。
おりるときはゲートがないようだ。
外はギンギンギラギラ。
学食みたいな食堂を偶然見つけて入ってみました。
好きなものを指さして乗せてもらう、丸亀製麵的な食堂。
久しぶりにお米を食べた。
27,700スム。手持ちのスムがだんだん減ってきたのでありがたい。
休めるところを見つけるととことん休むのがこの旅の鉄則だった。
ここでも1時間ぐらい。ガイドブックをペラペラと。
そこで、タシケントでナボイ劇場に連れて行ってくれたドライバーさんの言葉を思い出す。
「ナボイ劇場の建設に携わった日本人兵が眠るお墓にお参りに行くといいよ」
よし!この地でなくなった日本人の兵隊さんのお墓参りに行こう!
日本人墓地は少し遠くて、オイベック駅からだとバスが出ているようだけどバスを見つけるにはハードルが高い。
ここは、サマルカンドで学習したタクシーに再び挑戦することに。
でも、サマルカンドでは黄色い車がタクシーだったけど、タシケントではタクシーと普通の車の区別がまったくつかない。
とりあえず、例の地面に向かってIKKOさんのどんだけ~!をしてみたら成功。
ガイドブックを見せて10,000スムでOKだった。
ヤッカサロイ墓地。
イスラム教徒のモスクと墓地の一角に日本人墓地がある。
遠くに清掃している人が見えたので「入っていいですか?」とジェスチャーすると「こんにちは。どうぞ。」となんと日本語で墓地まで連れて行ってくれた。
墓地はカメラに収めなかったけれど、横の平和を願う碑をカメラに。
歴史のことはあまりわからない。
でもサハリンや大連を旅した時も、日本に帰れなかった方がたくさんいたことを聞かされた。ウズベキスタンでもたくさんの日本人の方が強制労働の上、ここに眠っているんだな。やっぱり戦争はあってはならない。
少しのあいだ、ここのベンチに座らせていただき平和を祈った。
帰りに近くの日本人抑留者資料館にも寄って、日本語が話せる館長の孫娘さんとちょこっとお話もできた。
館長の孫娘さん、
いきなりの日本からの来客に冷房入れてくれて、お話もしてくれてありがとう。
冷房の資料館からお礼を言って外へ出ると暑さはピーク。
炎天下の中お墓参りをしたので、涼しいところに行きたいとまたタクシーに乗りお願いしたのはここ。
ウズベキスタン国立サーカス。
年間40万人が来場する人気サーカスだ。
16時から1時間半ぐらい開催とのことだったけれど、「今日はもう満席でもうすぐ始まるの。今、売っているのは明日の分よ」と残念なお返事。
仕方ない。明日はもういないし・・・。
とぼとぼと近くの駅を探し、「ゴフル・グロム」駅からひとつだけ地下鉄に乗って「チョルスー」駅へ。
チョルスーといえばチョルスーバザールが超有名なのだけれど、私が目指すのは
ダルボザショッピングセンター
これは帰りに撮りました👀
まずはショッピングセンターの中の2階ブラックベアコーヒーのカプチーノでひと休み。
ふぅ、落ち着く。
そのあと1階のマクロショッピングセンターでばらまきみやげを買いました。
1,000円ぐらい使ったかな。
ダルボザショッピングセンターはフードコートもあるし涼しいし、なにしろ楽しいので、タシケントから深夜便で帰国の場合は、ここでずっとまったりするのもいいかも♪
(私は、いろんなところに行きすぎて疲れたから・・ね・・。)
夜7時。
ブニョードコル駅からアムール・ティムール・ヒヨボニ駅まで地下鉄の乗り納めをしてホテルウズベキスタンに帰ってきました。
ああ、暑かった。疲れた。だけど楽しかったウズベキスタンともお別れなのだね😢