私の夏は灼熱ウズベキスタンへの旅とともに終わり、 気がつけば1か月近く更新も滞ってしまった。
実はウズベキスタンから帰ってきても、いま現地にいる方のSNSや改めて自分の撮ってきた写真を眺めては残像をさがしている。
また行きたいなぁ・・とため息をついたり、自分のブログを読んでホントに行ってきたんだなぁと行動力に自画自賛したり。
で、時にはこれから行かれる方に先輩面してコメントを書く。
完璧に病気だ。
これは秋のウズベク症候群と名付けよう。
今までももちろん、忘れられない旅はあった。
でも、ここまで引きずって未練たらったらの恋愛のような気持ちははじめて。
しかも今日はこんな天気。
コーヒーでも煎れて、なんとかこの病気から気持ちを切り替えようとずっと読んでなかった本を出してみる。
まず1冊目。
私の大好きな近藤史恵さんのドロドロ心理サスペンス、その名も・・
『インフルエンス』
なんか、タイトルからしてこわい。
近藤さん得意そうなジャンル。
女性のかつての同級生、しかも同じ団地幼馴染みという設定。
文藝春秋HPより
大阪郊外の巨大団地で育った小学生の友梨(ゆり)はある時、かつての親友・里子(さとこ)が無邪気に語っていた言葉の意味に気付き、衝撃を受ける。胸に重いものを抱えたまま中学生になった友梨。憧れの存在だった真帆(まほ)と友達になれて喜んだのも束の間、暴漢に襲われそうになった真帆を助けようとして男をナイフで刺してしまう。だが、翌日、警察に逮捕されたのは何故か里子だった――
幼い頃のわずかな違和感が、次第に人生を侵食し、かたちを決めていく。深い孤独に陥らざるをえなかった女性が、二十年後に決断したこととは何だったのか?
読みごたえありそう。
そして、2冊目は旅ものだ。
同い年、角田光代さんの小説も大好きだが敢えて旅日記。
『いつも旅のなか』
角川文庫の紹介文より引用
仕事も名前も年齢も、なんにも持っていない自分に会いにゆこう
ロシアの国境で居丈高な巨人職員に怒鳴られながら激しい尿意に耐え、キューバでは命そのもののように人々

日本から2時間半で行けるヨーロッパ ウラジオストクを旅する43の理由
- 作者: 中村正人
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2019/07/19
- メディア: 単行本
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冗談抜きで、この本はウラジオストク、行きたくなることまちがいなしだ。
本のチカラは、すごい。