お宿「花の木」の朝食後のモーニングコーヒーが心地よすぎて、本当は早朝から金山見学コースとも思っていたのだけれど、もう少しこの小木地区を散策したいね、というふたりの考えが一致。
まずは、宿の裏の幸福地蔵に旅の安全を祈願。
階段を上まで登ると、お宿「花の木」の屋根が見えます。
さあ、車に戻って午前中のプランを軽く練りなおそう。
なにしろ夕方17時にはもう帰りの船に乗らないといけない強行軍なのだ。
そして、私の海外旅のノリだけで午後から小木港で「青の洞窟」ツアーを入れてしまった。
・・・・これが、ルート的にけっこうネック。痛いとこつかれたらどうしよう・・・
(ひとり旅なら、よくあることだ、うんうん。)
「これって、午前中にしてもらえないの?」 キタキタキターーー!
「設定がこの時間しかなかったの。だって海がいちばんきれいに青くなるのは14時ぐらいなんだって。」
金山や尖閣湾など、佐渡のメインの観光地は最低でもここから1時間以上かかる。
またこっち方面に戻ってくるのに、往復だと2時間・・・。
すると、夫が驚きの発言。
「金山、行かなくても別にいいけど。」
私は、まあいいとして、金山メインじゃなかったの?
「いや俺、この近くで金山よりも行きたいとこ昨日見つけちゃったんだよね。8時半からやってるし。」
よし、それならまずはそこへ。
夫が金山よりも、と言った、宿根木の「佐渡国小木民俗博物館」
(入館料500円)
大正9年に建てられた、旧宿根木小学校の木造校舎を利用した博物館。
(中から窓を撮りました)
南佐渡の漁業や船大工の資料のほか、昭和レトロな日用品まで約3万点が所狭しと展示されている。
ほんとだ、これはまさしく小学校の廊下だ。
当時の机や椅子がそのまま残っている。
〇年〇組のプレートには、展示品のカテゴリーが。
ごくごく一部ですが、ランプコーナー。
切り絵コーナー。
廊下には、小木地区の歴史にまつわるこんな写真や、スローガンも。
こういう言葉がいまもこうして残っているって、すごいよなぁ。
当時の島民の魂の叫びみたいなのが、突き刺さってくる。
こうして、私は昔の小学校がそのままこんな立派な博物館に再利用されていることに感激していたのだが、
夫のお目当ては、安政5年(1858年)に宿根木で建造された千石船を復元プロジェクトにより復元した「白山丸」が展示されていることだったよう。
そして、この船内にも入れることにえらく感激していた。
お互い好きなものの傾向が微妙にずれてはいたけど、この博物館は、なかなか他にはないだろうというくらい素晴らしかった。
佐渡金山は、あきらめたけど、その代わりに縁があった小木地区の思い出がひとつできた。
博物館は小1時間たっぷり見せてもらって、カローラくんはまた海岸線をゆく。
途中は、絶景でした。
ひとまずツアーの待ち合わせ場所の小木港へ、下調べに行くことに。
小木港。
写真が切れている左側には直江津からのカーフェリーが就航しています。
待ち合わせ場所の小木マリンターミナル。
ここで、おみやげ探し。お米やお酒を自宅に送っちゃいました。
帰ってきた翌日、届いたおみやげ。
パックごはんのサンプルがおまけに入っていました(*^^)v
待ち合わせ確認のあとは、たらい舟で人気の観光地、矢島・経島へ。
観光地だけど、こんな道をレンタカーで行っていいのかな?
なんと。
さっきの道でアタリだった。
ほんとに、着きました。
矢島・経島
たらい舟乗り場はここからのよう。
土曜だったけれどお昼時だったからか、1組だけ遠くに見えますね。
すみません。我々はこれからツアーでモーターボートに乗るので、たらい舟は写真に収めるだけにします<(_ _)>
たらい舟の代わりに、岩場の遊歩道を歩いてみると、海の色が!
この透明度。エメラルドグリーンです。
これは、青の洞窟ツアーも期待できそうじゃないですか?
ツアーの待ち合わせ時刻も近づいてきたので、また小木港に戻ります~。
ちょっぴり黒い雲が気になるけれど・・・
天気よ、なんとか持ってくれぇ~~
そして、佐渡金山またいつの日か(^^)/