柄にもなく、美術館に行ってきた。
絵画展や美術館へ出かけるのは10年数年ぶり。
そんな気分に突然なったのは、アルフォンス・ミュシャ展が自宅から割と近い八王子の夢美術館で開催されているというのを聞いて、こんな近くに〜って。
ミュシャ。(チェコ語ではムハ)
チェコ出身のアールヌーボーを代表する画家。
繊細なタッチと独特な色彩なので、どこかで目にした方もいらっしゃるかな?
絵画や画家のことは全くのド素人の私ではあるが、このミュシャだけは特別。
20代。外国へひとり旅へ行きたい。でも、初回は添乗員付きツアーのほうがいいかなと、大手J社の「ウィーン・プラハ・ブタペスト」という欧州の王道コースのツアーにひとり参加した。
そのツアーで、プラハの街では自由行動が半日あった。
そこで生まれて初めて外国の街にひとりで歩いた時に立ち寄ったのが、
プラハにあるミュシャ美術館
もう!トップページに惚れてまう~
ガイドブックの地図をたよりに入口で、「ここがミュシャ美術館ですか?」と聞き、その展示に感動してミュシャグッズをたくさん買った。
この買い物も、現地通貨をドキドキしながら出したこと、いまでも強烈な印象で記憶に残っている。
そんな昔のキラキラした思い出を胸に、いざ入場!
なんと!
全作品撮影OKなのだ。えっ?浦島タロコおばさんはびっくりだ。
しかも、入り口のパネルには「SNSにぜひアップして下さい」のようなことが書いてある。すごい時代だなぁ。
ならば。
気に入った素敵な作品は撮ろう。
照明がどうしても反射しちゃうけど・・・
これは、部分撮り。
こういう、何色?っていえない雰囲気とか、枠のお花の部分。
たまりません。
女性が描かれているものが圧倒的に多いのだけれど、(ちなみにミュシャさんは男性です)私が好きなのは、意外とこういうの。
レリーフ的な・・・?
※これはポストカードも買っちゃった!
そして、平面だけでなく立体も展示してます。
紅茶の缶、カワユス♡。(急にしょこたん語になってしまうよー)
切手や紙幣にも使われていたんですね。
順路どおり進んでいくと、第1章から第7章までミュシャの年表をたどるようになっていて、印象的なのは第6章。
フランスやアメリカで活躍していたミュシャが晩年チェコに戻り、祖国チェコとスラブ民族に捧げた作品の数々。
素人の私がみても、それまでの絵とは違うのがわかる。
色使いもそうだが、特に女性の目の部分に政治的なものや闘志とかそんな思いが描かれているように思えた。
ふと、そのツアーでチェコに行った時のガイドさんの「プラハの春」についての話を思い出す。
そうやって、またその国の歴史を教わりながら旅をしたいな・・・・
ミュシャ展に行って、ひさしぶりに気分よくなって、今日の記念に使いもしないポストカードを買ってしまった!
じゃじゃーん。
たくさんあった中からお気に入りを厳選。
ああ、プラハよ~!
待っててくれるかい?