旅ゆけば~よろずな diary~

旅の記録と日々のあれこれを綴った日記です。

トイレで気絶?それって血管迷走神経反射性失神かも・・・のお話。

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突然ですが、皆さんはお腹を壊してトイレに駆け込み、尋常じゃないほどの冷汗や脂汗が出て、意識が遠のいたり気を失った経験はありませんでしょうか?

 

先日わたし、連日の猛暑でお腹を壊して夜中にそういう状態になりました。 

『やばい!貧血か?でも、このまま倒れてはいけない。』 

と寝ている夫を大きな声で起こそうかなと思いましたが、なんと!声が出ない。

 

幸い座ったままトイレットペーパー入れに手をかけ頭をうなだれるようにして寄りかかっていたら数十分でおさまりました。

 

その時は、あ~よかったとホッとしたのですが、

実は過去2回ほど、トイレの中で気絶というか失神のような状態になったことがありまして・・。

 

はじめての時は、20代後半、実家暮らしの時。

 

今のずぼら主婦暮らしでは考えられませんが、会社で大きなトラブルがあり休みを返上して1ヶ月連勤し、1か月ぶりに休んだ日の夜中のトイレで倒れました。

顔から異常な量の汗、体はガタガタ震えていたらしく、この時はすごい音がして母が飛び起きて救急車を呼び、病院で休んで朝帰ってきました。

 

さすがに会社に連絡したら過労させたことにびびって、休ませてくれましたが(笑)

 

人生初の救急車・・。私は覚えていませんが、今でも実家のトイレの壁の一部が、へこんでます。でもどこを打ったのか、全く覚えてません。

2度目は、ひとり暮らし中。

水菜を生で&モロッコいんげんを炒めて食べた日の夜中。お腹が痛くなってトイレに行き、やはり大量の汗と悪寒、意識もうろう…。

あ、これはやばい!このまま誰にも見つからずだったらどうしようなんて思いながらも血の気がさーっと引いて気がついたらトイレの前に横になっていました。

 

そして、先日数年ぶりに、あの状態に。

 

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今まで3回、トイレで気を失ってしまったのは、全てお腹を壊していた時のこと。腹痛に苦しんで、脱水状態の時に体に異変が起こります。

さすがに「この症状は何?私だけなの?」と思って、看護師の友人に聞いてみました。

 

「 うんうん、あるある。脳に血液がいかなくて血圧下がっちゃうんだよね、出産のときに気絶する人いるっていうじゃない?あれよ。血管迷走神経反射性失神っていったかな?調べてみて」

 

といわれ、血管迷走神経反射性失神 というものの存在を知りました。

 

血管迷走神経反射性失神とは


強い痛みや精神的ショック、極度のストレスなどが原因で自律神経のバランスが崩れ、血圧や心拍数の低下から脳に十分な血液を送れなくなることで起きる、さまざまな症状の総称である。

通常の迷走神経反射の場合、失神を起こした際にけいれんを伴うことがまれにあるが、多くの場合は数秒~数分程度で後遺症なく回復することが多い。

 看護用語辞典 ナースpedia より引用

 

さらに、迷走神経反射を起こす原因としては、下記のようなさまざまな事から誘発されるんそうだ。


・長時間の立位

・陣痛などの激しい痛み

・注射や採血

・激しい運動

・脱水

・排便・排尿

・怒り、驚愕

・飲酒

・睡眠薬服用 

 

なんか、これがわかって安心したけれど、今後のために特にトイレでこうなった時にどうしたらいいのかということも調べてみました。

 

一番良いのは誘発させうる状況を避けること。でも腹痛は、なかなかそうはいかない。

なので、やばい!という脂汗や悪寒など前兆症状が襲ってきた場合には、横向きに寝ころがったり、しゃがむのが最も良いそうです。

頭を打つのを避けなければいけないですものね。

 

(ここから少し汚い話になってしまい不快に思ってしまったら、ゴメンナサイ)

 

まだ排便が済んでいない状況だと横になるのは抵抗がありますよね。

でも、便座に座ったまま気を失うと、私の若い時のようにバランスを崩して変な頭の打ち方をするなど、大きな怪我につながる可能性もあります。

どうしてもの時は、もうそんなのを気にせず横になってしまった方が安全かも。

 

そして、落ち着いたら常温のお水をコップ一杯飲むのがとてもいいんだそうです。(お腹を壊していても脱水状態が続いてはいけないので)

 

ひとり暮らしの方はなおさら、そうでない方も夜中のトイレでの体調不良って、ほんと孤独に感じますよね。

血管迷走神経反射性失神、ちょっと頭に入れておくと、やばい!と思った時にもパニックにならず、少しは落ち着いて対処できるかもしれません。

 

私の経験がみなさまのお役に立てれば嬉しいです(^^)