写真出典 ヒッチハイク - Wikipedia
そろそろ、学生の皆さんは夏休みですね。
そしてあらゆる世代の皆さま、
突然ですが、ヒッチハイクってした事ありますでしょうか？？
私自身、少年の冒険心だけ持ったままの現在アラフィフ主婦なのですが、
ひょんな事から昨年ロシア行きの夢が叶ったり、
はじめてひとり旅したのがポルトガルだったり・・と、
ちょっとした旅の経歴あっても、さすがにヒッチハイクの旅は叶わぬまま大人に。
そんな私、毎年この時期になると、
あるきっかけで男子大学生のヒッチハイク・ブログに訪問していた数年前の夏の出来事を思い出します。
そのきっかけと言えば、このブログにたびたび登場する頼もしい看護師の友人雨女Y子女史。
そんなY子女史、当時大学生だった息子が夏休みに
「ヒッチハイクで日本一周してくる」と言って、家を出て行ってしまったらしく、なんだか落ち着かない様子。
子供のいない私は、
「ヒッチハイク？？すごーい。平成の猿岩石だねー！」
なんて、手離しに喜んじゃって。（電波少年大好きでしたし。）
でも、いつも頼もしい看護師の彼女も、息子の事になると心配なんですよね。
『なんか、ほにゃらら（息子ハンドルネーム）のヒッチハイクの旅って検索するか、なんとかかんとか.com（ブログのURL）で調べれば、俺がどこに行ってるかわかるから。って息子に言われたんだけど、パソコン苦手だからさー。
パパに言っても、ほっとけって言うし・・。
ねえ、旅行記とか好きでしょ？息子が今どこにいて何してるか、ブログみて教えてくれない？？』
えーっ？私が？
彼女の息子のブログ？？
そんな、ストーカーみたいなこと・・・
でも、なんか面白そう。しかもヒッチハイクの旅だって♡
そんな軽いノリで、息子Kクンの夏休み中のブログを、たまにのぞく事になった私。
当時はまだスマホじゃなかったから、在宅中の時間がある時にパソコンを開いてチェック。
どれどれ、ほほぅ・・。
けっこう車に乗せてくれる人いるんだ～。しかも長距離。
今日は、ここまで行ったとか、
何処どこに泊めてもらったとか・・・。
〇〇岬に行きたいと言って、家出人かと怪しまれたりもしてる。
はじめは、Ｙ子女史に報告するために興味本位で見ていたんだけれど、
Kクン、なんとヒッチハイクだけじゃなく・・・
ヒッチハイクで出会った人と物々交換していく、わらしべ長者的な・・
男が一本のわらしべを元手に、物々交換をへて次第に高価なものを得ていき、ついには田畑と屋敷を持つ「長者」となる物語。
転じて、物々交換でよりよいものを手に入れた人を指す。
物語では、
- わらしべ→みかん3個
- みかん→反物3本
- 反物→馬
- 馬→田畑つきの屋敷（上がり）
という物々交換の経緯。
Kクンの場合・・
そう、現代版リアルわらしべ。
長者になる為の交換ではなく、ヒッチハイクに関わってくれた方どうしのつながりみたいなのをブログをとおしてエピソードと共に発信してる。
他にも、ドミトリーで知り合った中国や台湾、インドネシアなどからの留学生と触れ合っている記事や写真を見た時は私も思わず、
「国内でこんなドミトリーがあるなんて知らなかったです。」
などと純粋に読者としてコメントしたりして。
もちろん 通りすがりの旅人 って、正体は隠しましたが。
コメントの返事がきたりすると、嬉しくて。
お母さんからの指令も何も関係なくなってしまい、気がついたらもう私自身がそのブログの世界に完全にはまっていました。
おかげで1ヵ月半、自分が旅に行ってたみたいに、本当に楽しい夏を過ごせました。
そんなＫクンも就職して、現在は社会人として頑張ってるようです。
きっと、ふとした瞬間にあの夏が思い出されることもあるのかな。
もちろんあの時の 通りすがりの旅人 が、お母さんの友だちとは今でも知らないんです。
（というか、Ｙ子女史にも言えなかったんだっけ）
何か新しい事をはじめるのに年齢は関係ないと思っている私でも、やはり若いその時にしかできない事があるとも思っている。
体力や時間、性別や立場、トータル的に考えても今の自分にヒッチハイクの旅は厳しいと思う。
もしヒッチハイクじゃなくても、この夏旅に出よう！って思った方、これも何かの縁ですよ～。
今しかできない自分だけの旅へ、出かけてみませんか(^^)/
