旅ゆけば~よろずな diary~

旅の記録と日々のあれこれを綴った日記です。

思い切って美容院を変えたら、心地よい時間が待っていた・・・お話。

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かれこれ6~7年通っていた美容院を変えた。

 

きっかけになったのは、夫の車の助手席に座っていた時に、新しくできた美容院を発見したときのこと。

 

「あ、ここに美容院できたんだね。今度、ここに来てみようかな。」

「えっ?いつも行ってるとこ、よかったんじゃないの?」

「やー、ちょっと失礼な人がいてね。」

 

だいたい2ヵ月に1回に通う美容院。

お店はきれいだし、最近よくある、わりとリーズナブルで、スタッフは多くいるけれど指名や予約はできないお店。

イートインもある手作りパン屋さんの並びなので、ちょっと混雑してそうな時は名前を書いてパン屋さんで軽くひとりランチ。

そんな休日の時間も好きだった。

 

んーでも、ここ1年ぐらいかな・・・

ちょっと癇に障るというか、失礼なというか。

まぁ簡単に言うと「接客業のはずなのに、上から目線」のスタッフひとりが、そんな休日の癒しの時間をウロチョロするようになったのだ。

齢(よわい)自分と同世代の女性スタッフ。お局?ベテラン?番長?そんな雰囲気。

 

いちばん最初に「えっ??」って思った時は、わたしの担当ではなく私よりも全然若い女性のお客さんの髪を隣でとかしながら、

「あ、これ気がついてる??ここに10円ハゲがあるの。」

 

そんなこと、隣のお客さんにも聞こえるように大きな声で言う?

教えてあげようと思ったら、別の方法を探してほしい。

 

それが、はじまり。

 

その後、たまたま私が行く曜日が同じだからか、はたまた考えすぎかもしれないけれど同世代だからあてがわれた(!)のか?2回続けてわたしの担当になってしまった。

 

「どのくらい切る?」

(まず、タメグチもどうかと思うが)

「3ヵ月経ってしまったので、伸びた分切ってもらおうと思うんですけど、3センチぐらいですかね?」

「3センチって、けっこう短くなるよ。あとで戻してくれって言われても戻せないからね。」

(客にそんな言い方しなくても)

でも・・・・・・・。

意外にもカットが上手で、悔しいほど素敵に仕上がった。

 

2回目。

今度は、白髪染め(カラー)も一緒にやってもらおうと思った時。

「後ろ、見えないと思うけど、ごま塩状態だから。全体を染めたほうがいいと思うのよね」

 

ごま塩・・・・

 

ハラスメントか?と、多少傷ついたけど、その時もきれいに染めてくれた。

しかも、カットも小顔になり母や職場の同僚に褒められる。

 

「愛想がないラーメン屋ほど美味しい」←まさか、これ?

 

でも、思うんです。

女性は特に、美容院って何か月かにいっぺんの気分転換の時間でもあるんじゃないかって。

それと、髪や頭を触ってもらうのは、信頼している人のほうがいいよねって。

 

そのころからモヤモヤはあったものの、その後、何回かほかのスタッフになり、そんなことも忘れていた今年の夏のはじめ、いよいよ3回目が訪れた。

幸い、コロナ渦だったから、お店全体が静か。

 

愛想はないものの特にムカッとする言動もなく最後のドライヤーの時間になった。

 

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「たーだ乾かしてりゃいいってもんじゃないのよ、乾かし方にコツがあってね」

 

キターーーーーー。

 

「あ、そうやって下からドライヤーの風をいれるんですねー」

とりあえず、勉強になりますのテイでやり過ごすと、

 

「高いわよー」

※注・・・私の指導は値段が高いの意味

 

この一言で、じぶんの中の何かがはじけ、(お、おそすぎますか笑?)

今日でこの美容院を最後にしようと思ったのでした。

 

そして、先日車で通りがかって見つけた新しい美容院へ。

こじんまりしていて、スタッフもそんなに多くない。

雑誌をよんだり心地よい時間が流れていく。

 

となりにモスバーガーがあるから、カットしてもらったあと思いがけなく遅めのランチもできた。

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こうでなくっちゃ。

 

昔、接客業をしていた頃よく研修があった。

「クレーマーもコワいけど、もっとお店にとって怖いのは黙って離れていくお客さんですよ」という講師の先生の言葉を思い出した。

 

そして、人の振り見て我が振り直せだ。

知らないうちに人を傷つけたりしていないかをふと考えた。

 

美容院は技術も大事だけど、なにより心地よい時間、気持ちの良い空間でなくっちゃね。