またもや戒厳令いや・・・緊急事態宣言が発令され、GW連休のささやかな楽しみも中止や自粛せざるを得ない状況になった。
まさかまさか、旅行には行けるとは思ってなかったにしても、またもやステイホームを推奨されるなんて。
残念ではあるが、家で過ごすのが感染防止にはベストなんだから仕方がない。
しかし、「愛の不時着」も6回リピート。
夫への返事に、韓国語が出てきちゃう始末(汗)
(ネットフリックス、せっかく見放題なんだから他の作品観ればいいのに、開くとやっぱり中隊長に会いたくてね。。。)
そこで考えた。
私の人生のバイブル、黒岩重吾の「さらば星座」全13巻を読み返してみよう!
どーん!
読み応えありそうでしょ??
いちばんはじめに読んだのは国文科の学生のころ。
たしか「ガラスのうさぎ」のような戦争図書を調べているときに出会ったのだと記憶する。
そしてそのころは、まだ「さらば星座」が完結してなかったと思う。
ハードカバーや図書館で夢中で読んだ。
舞台は戦後の大阪。
10歳で戦争孤児となった少年が、たくましく生き抜くさまを描いている。
夜、寝るところのなかった少年が、どんなふうにして強い青年になっていくか。
いまウィキペディアには、あらすじたったこれだけ。
終戦。焼けただれた大阪で孤児・正明は、飢えや汚辱と闘いながら必死に生きていく・・・・・。荒廃の時代を背景に、若き魂の旅立ちを壮大に描く感動の大河ロマン。
それから数年ごとに、何故か無性に読みたくなる時があって文庫本をそろえて何回も何回も読んだ。(気に入った作品をリピートするのは私の昔からの癖か?)
人生でことあるごとに、いつも私の心の中の何かを動かしてくれた。
それなのに・・・・・
昨年、コロナ渦で再読しようと家中どこを探しても見当たらない。
実家もあたったのだが、なかった。
しかも残念ながら現在、絶版になっているらしく、古本以外での入手は困難とのこと。
メルカリ、ヤフオク、Amazonのマーケットプレイスをあたって、このたびようやく13巻全巻をそろえたのだ。
表紙の絵も、印象的で美しいのでご紹介☺
第1部 濁流の巻(上・中・下巻)
第2部 波濤の巻(上・中・下巻)
第3部 奔流の巻(上・中・下巻)←よーくみると①②③巻ですね。不思議。
第4部 彷徨の巻(上・下 巻)
第5部は、最初に読んだ時はまだなかった完結編。黎明の巻 (上・下巻)
第4部と第5部は、何故か上下の2冊ずつ。
しかも、今月の新刊という帯がついたまま、私のもとへやってきた。
全部で6000円ほど。
最近は古本をフリマアプリで探せるから、いい時代になった。
文庫本を買い集めたことも新鮮だったけれど、歳を重ねてまたこの作品を読める!ということが純粋にうれしい。
緊急事態宣言もなんのその。
何かとテンション下がる今年のGWだけれど、
ひとりで黙って楽しめるものを見つけるしかないもんね。