私には贅沢にも平日のお休みがある。
お友達とランチに行ったり、少し離れた実家へ出向き、杖歩行の母の用事の送迎など・・・
コロナ前はそれなりに予定が入っていることが多かった。
でも最近は、本を読んで過ごすのが定番となってたのですが、先週いよいよ出動要請が来ました!
母より「5ヵ月ぶりに(趣味のサークル?)集まれることになったんだけど、天気が不安定だからどうしようかと・・休みだったら送迎お願いできる??」と。
「おー、よかったね。全然いいよー。」
目的地まで向かい、母を降ろして2時間ぐらい時間がある。
無料の市営パーキングで読みかけの本でも読もうかなとも思ったけれど、ちょっとこの風景に惹かれて散策することに。
東京の郊外とは思えない。
あたり一面、田んぼなんだな。
僕は、おにぎりが食べたいんだな。
何故か山下清になった気分で、ダ・カーポの「♪野に咲く花のように」が流れる。
こういう日はねー、予感がしてたんです。
やっぱり、見つけちゃいました。
のんびりカフェ『中車水車小屋』
このレトロなベンチと、のぼりと佇まい。
もう入るしかないでしょう?
それにしても、久しぶりの外カフェの記事書けることに、プチ感動しちゃいます。
「こんにちは~。おじゃましまーす。」
中に入ると、おばあちゃんちに来たような懐かしい日本の風景が。
右側がお座敷になっていて、先客がかき氷を食べたり、熱く音楽の話をしている。
冷房はなく、レトロな扇風機が置いてあって、ますますいい感じ。
私は、左側のカウンター席に。
カウンター席に座ってのワンショット。
目の前で小さな水車が涼しい音を立ててコトコト回っている。
この写真左の大きなスピーカーからJAZZが心地よく・・・
うしろでは、ベース談義。吉祥寺とか高円寺とかの地下カフェにいるようだ。
もうね、これだけで幸せホルモン出るね。(笑)
もともとは、住まいだったんだろうザ・古民家の天井。
梁マニアには、たまらんでしょう?
午後イチでお昼は済ませてきたので、あんみつとコーヒーを頼んでみます。
ランチはカレーとかガパオライスなどがあるらしい。
かき氷も魅力的だったけど・・・
待ってるあいだ、興味津々の私はテラス側に出てみます。
テラスにもお食事されてる方がいらっしゃいました。
そして今度は大きな水車。
これがお店の名前にもなっているシンボルなんですね。
水車が元気に回っている姿って、なんか前向きなエネルギーを感じるというか・・私にとっては旅やお出かけと同じ。いわゆるプラスのカテゴリーにあるような気がする。
来ました。
おまちかねの女ご主人お手製のあんみつ。
なんと、寒天も白玉も、あんずのコンポートも手づくりなんですって♡
おまけに、黒蜜もココナッツシロップで作ったオリジナル。
めっちゃ、尊敬します!
手づくりの優しさあふれる一品でした。
そういえば、昨日私の職場に通う小学生が「あんみつ、くろみつ、はちみつで、さんみつー!」とか言っていたな。
あまりにもしつこくうるさいから叱ったが、思い出してクスっと笑ってしまう。
コーヒーの苦味とあんみつが、またいいバランスで。
ふう。落ち着く。
こ~んな全部がぜーんぶ和の、日本風のカフェなのに・・・・
何故だろう、どこか遠い国の・・・そう!例えるならウズベキスタンのブハラとかタシケントのカフェでひとりの時間を過ごしていた時のような、そんな不思議な感覚を味わった。
ここに座りながら、水車の音を聞きながら、
しばらくぼーっとするのが心地よかった。
ここ何か月、こういうのがなかった・・・・・
仕事と家と日常の買い物と読書の毎日でも・・・・・大丈夫じゃん!私。
って、思っていたけど、やっぱりこういうのが大切なのかもしれない。
いまは、目の前が田んぼだけれど、春にはチューリップやさくらが有名なんですって。
四季折々の水車がある風景をまた見てみたい。
羽村市には他にも素敵なお店が♪