忘れられない、人生初のポルトガル・リスボンへのひとり旅。
それは半年かけて綿密に計画したことをも含めて、大切な大切な思い出となりました。
そして・・・。
旅の最後に起きたハプニング。
旅慣れた方やバックパッカーの方などは、もっともっとすごい事があると思いますが、当時の私にとっては、もう冷や汗ダラダラ・・。
次の旅への『こやし』として、今でも強烈に印象に残っています。
リスボンへの渡航は、
年末年始のお休みを利用して渡航したので、帰国日は、1月1日。
しかも、格安チケットのため早朝出発だったんです。
到着が深夜で、出発が元旦の早朝。
あっ、ポルトガルは元旦じゃなくて、ニューイヤーですよね。
それなので、あらかじめ日本から、
オクトパストラベルという旅行会社に送迎をお願いしていました。
(※現在、オクトパストラベルは、なくなってしまったようです。)
ここで倍の値段の日本語ガイド付きにすれば良かったのですが、少しでも安く・・と、現地語ドライバーのみにしたのが、ことの発端・・。
1月1日。
まだうす暗い、確か4時ぐらいだったと思います。
フロントでチェックアウトをして、バウチャーに書かれている時間どおり、お迎えを待っていました。
まずは、10分。
あれ?遅刻か??
10分ぐらいならまだしも、30分待っても、40分待っても来ない。
待てど暮らせど、ホテルに連絡の来る気配もなし。
この間、お守りで持っていったレンタル携帯電話で大阪のオクトパストラベルへ電話。
でも・・。年末年始で留守電。
仕方なく、仮眠しているイケメンのフロントスタッフに
「あれ?まだいたの?」
という顔をされながら、タクシーを呼んで欲しいとカタコト英語とジェスチャーで頼みました。
あと、泣きそうな顔と、起こしちゃったお詫びにチップも忘れず。
イケメンくん、何度も何度も電話をかけてくれましたがやはり1月1日の早朝。
首を横に振って、悲しそうな顔。
仕方ない!
流しのタクシー拾うしかないわ!
スーツケースをガラガラ転がしながら、走って大通りへ。
1台目に素通りされたので、道へ出て2台目をやっと止めました。
「エアポート、OK??」「オーケー!」
人の良さそうなおじいちゃんドライバーでした。
良かった・・・。
結局、ファイナルコールのちょっと前。
なんとか、チェックインの列の最後尾に間に合った。
間に合ったのは良かったけれど、お金払って送迎頼んだのは、何だったんだ??
帰国して、お正月が過ぎたらオクトパストラベルへ電話しようって思っていたら、向うから先にこんなメールが来ました。
***様
この度はオクトパストラベルをご利用頂き、誠にありがとうございます。
下記送迎サービス「現地ドライバーによるリスボンの宿泊施設からリスボン空港までの送迎(1月1日)」のご予約につきまして、
当日、担当させて頂くドライバーが体調を崩し前日の晩から急遽病院に入院することになり、また、その旨ドライバー本人から
送迎会社へ連絡が入っておりませんでした為、当日***様をお迎えにあがることが出来ず、サービスをご利用頂けなかった旨、
本日、現地手配会社より弊社に連絡が入りました。
その結果、***様には、多大なご迷惑をおかけすることとなり、大変申し訳ない事をしてしまったとの、謝罪の連絡が
併せて送迎会社からございました。
つきましては、ご利用頂けませんでした、1月1日の送迎サービスの代金(合計6700円)を、***様のご利用の
クレジットカードへご返金させて頂きたく存じます。
この度は、急な事情により、***様へはご迷惑をお掛けいたしましたこと、深くお詫び申し上げます。
<予約番号5XXXX57>
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サービス内容: Lisbon - 現地ドライバーによるリスボン空港からリスボンの宿泊施設までの送迎(一部名前など加工してます)
結果としては6,700円が、10分の1ぐらいのタクシー代になったので、まあ結果オーライ??
でも、いまでもあの心細さを忘れられないので、このメールも消せずにいる私。
ポルトガル語はおろか、英語もままならぬ私がユーラシア大陸の最西端まで出かけた証のメールだもの✉
外国の旅は、日本じゃ常識と思ってることが全然違ってたり、ちがう時間が流れていたりする。
たまには、こんなこともあるけれど、
だからこそ旅って、面白いのかもしれませんね(^^♪