旅ゆけば~よろずな diary~

旅の記録と日々のあれこれを綴った日記です。

本のこと。

栃木県足利市「シナモンガーデン」でスリランカ料理と、雨の両毛線どんぶらこ。・・・のお話。

この旅のきっかけは、一冊の本だった。 韓国ドラマにハマってからというものの、1年ぐらい本を読むことから遠ざかっていたのだが、新聞の書評のコラムでみつけて、近所のリニューアルした図書館へ。 『やさしい猫』(中島京子著) やさしい猫 作者:中島京子 …

黒岩重吾『さらば星座』を再読して、せめて心の旅をしようと思うのだ。・・・のお話。

またもや戒厳令いや・・・緊急事態宣言が発令され、GW連休のささやかな楽しみも中止や自粛せざるを得ない状況になった。 まさかまさか、旅行には行けるとは思ってなかったにしても、またもやステイホームを推奨されるなんて。 残念ではあるが、家で過ごすの…

辻村深月「傲慢と善良」を読んで、婚活やお見合いをしてこなかった自分に気づいた・・・お話。

いよいよ街を走るカーキ色の車もジープに見え(重症だ。汗)中隊長を探しているおかしなオバサンになっている私ですが、(あ、また「愛の不時着」の話です・・) そんな我らのリ・ジョンヒョク中隊長の、 「好きでなくても結婚はできるけれど、他の人が好き…

『夜の谷を行く』で、いまさらながら衝撃の桐野夏生デビュー!・・・のお話。

今年の年末年始のテーマは、そう。 『巣ごもり』 今日、近所の図書館で借りられる冊数マックスの10冊を借りてきました。 ずーっと気になっていた桐野夏生さんの新刊「日没」が大人気で借りられないので、 それでも桐野夏生がどうしても読みたい!と、借りて…

南木佳士という人がとても気になる。医師?作家?そして、うつ病の学びがさらに深く・・・のお話。

9月ごろから、数年前に自分も罹患しこじらせた経験がある「うつ病」を学びとして掘り下げている。 自分がうつ病になったことや、その後一人にしておくのは危険と判断され精神科に入院することに至った時は、まさかこの自分が?と思っていたので、すっかり元…

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』7年遅れの村上作品で、自分の過去に巡礼の旅を。・・・のお話。

すっかり秋も深まって、また私のこころの中のノスタルジックと旅というふたつのドアをコンコンとたたく作品に出会ってしまった! ドアをたたいてくれたのは、かの有名な村上春樹さんです(⋈◍>◡<◍)。✧♡ たくさんの村上ファンの方には、申し訳ないくらいの・…

人に寄り添うこと、傾聴すること。とても難しいけど大切なことと知った旅ができない読書の夏・・・のお話。

この夏、まるで小学生の夏休みのようにガツガツと本を読んだ。 いつもの夏のように、チケットを買って計画を立ててフラッと旅に出ることができない鬱ぷんを、本の中の世界に入ることで非日常を味わう作戦でもあったのかな。 だってさ、 1年経ったウズベキス…

もうすぐ1年。猛暑と鬱屈に闘う日々のわたしを救った沢木耕太郎氏のお言葉・・・のお話。

2019年8月26日。 成田空港を出発し、韓国の仁川経由でウズベキスタンのタシケントに向かった。 今となっては、自分でも本当に行ってきたのか、それも信じられないほど世の中の状況が変わってしまったのだが・・・。 うん、確かに行ってきた・・・のだ。 ふだ…

柚木麻子の『BUTTERバター』の読了感は、まさしくねっとり甘いバターの味だった・・・お話。

ここ数か月、昔の懐かしいものと向き合うことが多かった。 写真や手紙、手帳や日記、あるいはCD、本などなど・・・・・・ 私というひとりの人間の過去。自分でいうのもへんだけど、なかなか面白かった。 見せられない自分だけの黒歴史もあってこその、今なん…

愛読書は沢木耕太郎の『深夜特急』って、なんだかいい自己紹介になる気がすると思った五月某日のお話。

ゴールデンウィーク、いや、StayHome週間の後半4日間。 相変わらず本を読むことしかなかった私は、ちょいと本棚を整理整頓しようとしてみたのです。(←暇だったから?) で、いいもの発見しちゃいました。 それが・・・・ 沢木耕太郎の深夜特急 のシリーズ。…

あきらめること、執着を断つこと。ミャンマーの僧侶から学ぶ私の新たな日常・・・のお話。

ミャンマー (トリップアドバイザー提供) 5月になった。 早いのか遅いのかもうわからなくなってしまった。 去年はゴールデンウイーク中に夏のウズベキスタン行きを決めたんだっけ。 今年はゴールデンウイークならぬ、かつてないStayHome週間。 しかも今月の…

StayHomeで乃南アサ『ニサッタ、ニサッタ』を読む。そして明日は明日の風が吹く・・・のお話。

今年は、ひとりの作家との出会いで始まった。 しつこいぐらいに最近のわたしのブログに登場する、乃南アサさんである。 年末は忙しくて本など読めなかったけれど、年明けに『火のみち』を読んでから、古い言い方でいうと、乃南作品のとりこになってしまった…

いにしえの武者小路実篤の言葉が心に響く、4月・卯月・APRILの日々・・・のお話。

昨年のゴールデンウィーク。 旅行の予定が所用でキャンセルになり、それならそれでと近場の埼玉県に何回もドライブに出かけた。 あのときも予定がなくなって、さあどうしよう・・と思ったけれど、結局夏休みの計画を立てたり、ガイドブックで妄想旅行したり…

生きていると、時には関わりたくない人に関わってしまう事もある・・・というお話。

こんなにも空や緑がきれいで、これから気候も良くなる季節に、Stay Homeとは・・。 なんてこった。 いよいよ私の仕事も交代勤務、しかも時間短縮となった。 リモートワークとはいかない業種。でも仕事が少しでもできるのは、まだいいのかもしれない。 時間が…

インプットとアウトプットって何?と、50代の自分がいまさらながら考えた・・・お話。

昨年、新聞のベストセラー本の上位にずーっと君臨していた2冊の本。 「インプット大全」と「アウトプット大全」。 どちらも大・大・大ベストセラーということで知ってる方も多いかもしれません。 私より、少しお兄さんの54才精神科医、樺沢紫苑先生の著書…

乃南アサ『六月の雪』を読んで、台湾に咲く白い花に思いを馳せる・・・のお話。

年が明けて1ヵ月近くが経つが、相変わらず読書欲が止まらない。 仕事や家のこと、忙しいのには年末と変わらないのに、例えば30分でも時間があると手に取ってしまう。 そんな最近の私を魅惑した作家が乃南アサさん。 またまた、素敵な作品に出会ってしまっ…

新春、乃南アサ『火のみち』を読む。それはそれは素敵な出会いの予感が~♪・・・のお話。

年末に図書館でたまたま手に取って借りた本。 予想通り全然読めずに年を越した。 借りた本のタイトルは乃南アサの『火のみち』 上下巻である。 私は、小説だったら短編よりも長い大作が大好き。 上下巻はもちろん、10冊ぐらいの続き物だったらなおさら読みご…

小池真理子『死の島』を読んで敢えて死というテーマに向き合ってみる・・のお話。

今夜はオットくんが会社の忘年会。 しかも山梨石和温泉に泊まりなのですよーー♪ ←なんで♪なのだろう(笑)? 12月は忙しくなるので毎年11月のうちに忘年会なのです。 今年も、もうそんな季節なんですね。 だから、この時間にひとりパソコンに向かえるのは…

秋のウズベク症候群をどうにかしたい。そうだ!こんな日は本を読もう・・のお話。

私の夏は灼熱ウズベキスタンへの旅とともに終わり、 気がつけば1か月近く更新も滞ってしまった。 実はウズベキスタンから帰ってきても、いま現地にいる方のSNSや改めて自分の撮ってきた写真を眺めては残像をさがしている。 また行きたいなぁ・・とため息を…

小池真理子『沈黙のひと』を読んで50代をどう生きるかを考えた・・・お話。

ゴールデンウィーク、夏のウズベキスタン行きのことで頭がいっぱいだったのだが、ぽっかり空いた時間に、ブックオフへ本を物色~。 久しぶりに大好きな小池真理子さんを読んでみようと思い、程よい厚みのまだ読んだことのない『沈黙のひと』を手にとった。 …

『ラオスにいったい何があるというんですか?』で村上春樹に、はまりそう♪・・・のお話。

*昨日の旅先、山梨某所にて 更新をとどこおっていたら、気がつけば1か月(>_<) すっかり秋も深まってきました。 私の大好きなことである本を読むのにも旅をするにも、とってもいい季節です。 じゃあ、このふたつをいっぺんにやってしまう?? と、いうことで…

【懸賞当選♥】地道な努力はいつか実を結ぶと思った今日この頃♪・・・のお話。

記事とは全く関係ありませんが、先週末のスカイツリー。 6月になりましたね。 きのう、今日から6月だぁー!と思って、何かいいことないかしら?と帰宅していつものようにポストをのぞいてみたら・・・・。 いいことありました! じゃぁーん。 当たりました…

【書評】角田光代さんの本は読みだしたら止まらない!・・・のお話。

少し前の新聞の隅に、こんな記事というかコラムが載っていた。 ワタシの大好きな作家、角田光代さん。 お顔を拝見したのは、はじめて。とってもかわいい方。 こんな若い人とは・・・と言っても同年代。 もっと年上の方が書いてるかと勝手に思っていました。 …

入院中に助けられた1冊の旅本!『今日も世界のどこかでひとりっぷ』・・・のお話。

人生初の入院生活。 読書好きな私は、 「あんまり暗い気持ちで準備するよりも、大好きな本が読み放題だもん!ってテンションあげてったほうがいいよね」 なんて、そういえば準備の段階でも言ってましたね。 outblue69.hatenablog.com そして入院前日( 一一) …

【近藤史恵書評】ミステリーだけど旅好きの方へおススメ!『砂漠の悪魔』・・・のお話。

新疆ウイグル自治区 (トリップアドバイザー提供) 相変わらず、時間があれば本を読んでいます・・。 だって~。 休日だからって、どこにも出かけない時もあるのだもん。 今は、近藤史恵さんにどっぷり。 こうなったら近藤作品を読み倒してやろう!と思うぐら…

ジロー珈琲で近藤史恵を読む。あ~なんて非日常の休日なの~♪・・・のお話。

車で出かける時に、たまに見かけるジロー珈琲。 4月は何かと職場環境や人間関係が変わって、お休みの日はホッとしたいですもんね。 そう思って一冊本を持ち込み、立ち寄ってみました。 木のぬくもりが感じられる山小屋のような内装のジロー珈琲、そんなひと…

【妄想旅行のための1冊】寒い冬は妄想Tripでほっこりタイム♪・・・のお話。

旅好きのみなさん。 たとえば旅に出られない時間やこんな寒い冬のあいだ、 いかがお過ごしでしょうか? 私のそんな日は、珈琲でも入れてほっこり読書タイム。 次に予定している旅先のガイドブックでもよし。 長く読んでいる、お気に入りの文庫本をもう一度読…

『読書メーター』で読んだ本を楽しく記録しましょ~♪・・・のお話。

読書メーター - あなたの読書量をグラフで記録・管理 読書家までは程遠いのですが、昔から本が大好きな私。 すきま時間をみつけては本を読みます。 そして、印象に残った本に出会った時は、このブログにも紹介したりして。 outblue69.hatenablog.com でも、…

【Amazonマーケットプレイス】アマゾンだからってすぐ届かないこともある⁉・・・のお話。

大好きなネットショッピング。 ポチッと押したときのテンションとか、ワクワク感が冷めないうちに商品が届くのが醍醐味であり理想なんですが・・・。 先日、アマゾンにてちょっとした配送トラブルがありました。 最近、自分の中で海外弾丸旅の企てが流行って…

【小池真理子書評】この秋、小池真理子さんの本に、はまりそう・・・のお話。

そろそろ、この季節がやってまいりました。 秋の夜長に、本を読む・・。 忙しくてなかなか難しいけれど、すきま時間に少しずつ読んでいます。 でもね。 少しずつ読もうと思っていても、途中でやめられない本ってあるんですよね。 やめられない止まらない♪ “…